Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

原稿執筆に励む

国際スミス学会のエントリー準備が遅れているせいか、ついに夢に出てきた。夢の中でも僕は原稿(英語)を書いており、なかなか進まなくて頭を抱えている・・・というところで今朝は目覚めた。

今日は会議がなく16時まで自由に使える超貴重な日。研究室で国際スミス学会のエントリー原稿の執筆に励む。英語で書くとなると、どうしてもまとまった時間が不可欠なのだ。もちろん未完成だが、今日一日でかなり進んだ。

5限、経済学説史。6限、17期(4回生)ゼミの補講。

【7663】

新しい共同研究プロジェクトがいよいよ始動

ほぼ終日(17時まで)、某会議。さすがに長い。疲れる。しかし、国際スミス学会のエントリー準備(報告の構想を練る→600 wordsの要旨作成)がかなり遅れているので、20時前まで残業に励む。

エントリー締切は8月10日だが、6-10日に18期生との沖縄遠征(沖縄国際大学との合同ゼミのため)の予定が入っているので、仮に英文校閲をスキップするにしても(本当は良ろしくない)、直前の追い込みができない状況にある。またしても時間との戦いである。

7月6日の日記にも記したが、新しい(科研費申請)共同研究プロジェクト「植民地インドをめぐる思想史」(仮)がスタートする。メンバー5名の顔合わせ会を兼ねた第1回(予備)研究会を8月30日(金)に千里山大学東京センター(JR東京駅に隣接)で開催することが決まった。いよいよ始動である。かつての「バーク研究会」のように充実したプロジェクトにしたい。

【6853】

卒論指導の大改革

午前中は民医連で検査&問診、午後は某会議と5限の17期(4回生)ゼミ。

この日記ですでに断片的に記してきたが、今年の4回生(つまり17期生)から卒論指導の流れ・方法を抜本的に変えている。以前は基本的にこんな感じだった。

  • 個人執筆を原則とする。
  • 3回生の2月初頭までに卒論執筆プランを作成・提出する。それによって3回生秋学期のゼミの単位が認定される。
  • 就活ピークにあたる4回生春学期については、説明会や面接等のためにどうしても出席率が悪くなりがちで、地元に戻って就活するゼミ生も一部おり、そうした事情を鑑みて&各自の主体性を信じて、授業(就活相談と卒論書き方講座が中心)への出席は任意とする。各自が先のプランにもとづいて自分のペースで卒論初稿の執筆を進めることとする。
  • 4回生秋学期のゼミ開始までに卒論初稿12000字を提出する。それによって4回生秋学期のゼミの履修が認められる。
  • 4回生秋学期のゼミは卒論の中間発表に充てる。ゼミ生による相互チェックの場とする。

3年前くらいまではこのやり方でうまく行っていたが、一昨年あたりから突然うまく行かなくなった。プランを提出してから初稿提出直前まで(就活を格好の口実して)まったく勉強しないゼミ生が急に目立つようになってきたのだ。そもそも費やした時間が少なく、「少しでも良いものに仕上げたい」という情熱にも乏しい(=「単位さえあればいい」と考えている)わけであるから、当然のことながら、卒論の最終的なクオリティも著しく低下した。卒論報告会の開催を躊躇し、やがて断念するにいたった。具体的には15期、16期である。*1

このようなゆゆしき事態を受けて、就活中も学びから離れさせないこと、就活と同時進行で卒論のことを継続的に考えさせることの必要性を強く感じるにいたった。また、卒論のクオリティを引き上げるために、ゼミ生の興味を過度に尊重せず(興味だけでは書けない!)、ゼミでの学びの蓄積を活かせるテーマへとある程度誘導していくことの必要性も感じるようになった。そんなわけで、卒論指導の流れ・方法をこんなふうに大きく変えるにいたった。

  • 個人執筆にこだわらず、グループ執筆も可とする。その場合、過去の勉強の蓄積を活かすために、3回生の時に出場した大会のチーム・テーマで執筆することが望ましい。
  • 就活と両立しやすい(=出席しやすい)ように、春学期のみ、これまでの月曜4限でなく火曜5限に開講する。
  • 就活等で火曜5限に出席できない場合には、同じ週の木曜6限の補講への出席を義務づける。
  • 半期(春学期)かけてじっくりとプランを練り上げる。最終回のゼミでプランを提出し、それによって4回生春学期のゼミの単位が認定される。

最終的にどのような卒論が仕上がるのか、現時点ではわからないので、予断は禁物だが、17期生の4回生春学期ゼミへの出席率はきわめて高く、全19名の過半数が全出席であり、欠席がいちばん多い者でも3回にとどまる。就活中でも毎週最低90分卒論について学び考えてきたわけであり、この継続性が後々きっと大きな成果となって現れてくれることを期待したい。

終わり良ければすべて良し。2年半のゼミでの学びは卒論に結実する。復活した卒論報告会で17期生が有終の美を飾ってくれることを願ってやまない。きっと彼らならやってくれるだろう。

【9036】

*1:もちろんどちらの学年にも素晴らしい学生はいた。あくまで学年総体として見た場合の話である。

来年の今ごろが楽しみ

世間はハッピーマンデーだが、僕にとってはアンハッピーな授業日。やはり週休1日はつらい。休みたい。でも休めない。とはいえ、授業は元気に! 3限、18期(3回生)ゼミ。5限、ワークショップ。

ワークショップでは、進度調整(バッファー)用に1回分をあらかじめキープしておいたが、台風や地震で授業が吹き飛ぶような事態は生じず、スケジュール通りに全14回をこなすことができた。したがって、今日で実質的に終了とし、来週は出席任意で質問等を受け付けることにした。28名のクラスだったが、全14回の授業のうち、欠席ゼロが17名、欠席1回が10名、欠席2回が1名、欠席3回以上がゼロであり、クラスのムードも明るく、課題やプレゼン練習にも熱心に取り組んでくれる、なかなか高パフォーマンスなクラスであった。授業アンケート(匿名)を読むかぎり、受講生の満足度も高かったようだ。ありがたいことである。

さて、この28名のうち何名が来年僕のゼミに来てくれるだろうか。来年の今ごろが楽しみである。

【7552】

くら寿司二条店

休日。「昼ご飯は回転寿司にしよう」とことになったが、回転寿司屋が集中している四条河原町周辺は祇園祭の関係でどこもめちゃ混みなのが予想できたので、サイクリングでの運動も兼ねて、JR二条駅近くの「くら寿司二条店」へ。祇園祭とは関係のないエリアとはいえ、三連休の中日の日曜日の昼ということで、予想以上にめちゃ混み。結局80分待ってようやくテーブルに案内されたが、80分待った甲斐があったかどうかは微妙。やはり大手回転寿司チェーンだとスシローのほうがネタのクオリティは上な感じがするな。自転車での往復が運動にはなったことは確かだが。子どもたちは喜んでくれたので今回はこれでよしとしよう。

10月のHETSA参加に伴うシドニー出張(在外研究以来4年ぶり!)のスケジュールがかなり固まってきた。10月1日(火)の夕刻に関空を発ち、9日(水)の朝に帰国する。今回も乗り慣れたシンガポール航空を利用することにした。会場まで徒歩圏内にホテルを無事に確保できた。土地勘のあるエリアなので安心だ。参加登録(参加料の支払い)も完了した。報告ペーパーの内容がやや貧弱なので、何とか頑張ってもう少し改良を加えたい。HETSAの役員(editorial board member)を任じられてから初めての大会参加になるので、これまで以上に責任が重くなる。日豪の経済学史研究のさらなる発展、経済学史研究者のさらなる交流のために微力を尽くしたい。

【3074】

経済学史学会関西部会第176回例会@同志社大学

学会報告の日だが、14時開始かつ会場が同志社大学なので、午前中をまるまる自由に使えるのがありがたい。息子と鴨川で水遊びなど。

午後は学会。同志社大学で開催された経済学史学会関西部会第176回例会において「インターネット・AI時代を生きる大学生のための経済学史・思想史教育とは?――関西大学沖縄国際大学小樽商科大学での講義経験からの考察――」と題する報告を行った。

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昨年10月20日に保守的自由主義研究会で行った報告の改訂版で、新井紀子【2019年ビジネス書大賞 大賞】AI vs. 教科書が読めない子どもたち』と自分自身の講義経験にもとづきながら、「インターネット・AI時代を生き抜くために必要な力」としての「読解力」と「文脈復元能力」の涵養を「(学部レベルの)経済学史・思想史講義の教育目標」として定められるのではないか、と展望した。教育工学の専門家に聞かれたら噴飯ものの素人談義だったかもしれないが、教育という視点から経済学史研究のあり方を反省したい、という狙いもあって、浅学を承知で経済学史学会で報告することにした。予想していた以上に多くの活発な反応を得られた。フロアの会員の方々に感謝したい。

懇親会では、最近交流の機会のなかった名古屋の若手OTKさん――バーク『崇高と美』のドイツ語への翻訳者ガルヴェを研究されている――と久々にじっくりと学問談義ができて、とても有意義であった。

【6711】

部会報告予行演習

9時から10時くらいまで自宅で仕事(国際スミス学会の研究報告構想)。10時過ぎに自宅を出て、12時前に大学到着。

昼休み、研究推進委員会。3・4限、研究メモの整理。この地道な作業が論文へと結実する。大きな発見がいくつもあった。5限、大学院。明日の部会報告の予行演習。あまりうまく話せなかった。研究報告としての性格が薄いこともあって、伝えたい内容が絞りきれていない。持ち時間(40分)もオーバーした。やや不安が残る。

【5350】

母が退院する

先週は土曜日を休みにできたものの、それでも週休一日だとやはり体にかなりダメージが残ってしまうようだ。今朝は寝起きから重い疲労感を引きずってしまい、体力温存のため10時過ぎまで自宅で休息をとる。12時前に大学到着。

昼休み、GoLD(経済学部国際化)プログラム委員会。以降は明後日に迫った経済学史学会関西部会報告の準備に専念する(5限は経済学説史の講義のために中断)。20時前にようやく配布資料の印刷の完了まで漕ぎつける。明日の大学院の授業を利用して報告の予行演習をさせてもらう。

妹から母退院の連絡あり。軽症で本当に良かった。

【8176】

母は経過順調

朝から15時過ぎまで某業務に勤しみ、研究室に戻ってからは、授業準備、17期生YMSK君と面談、17期ゼミと続き、残業で国際スミス学会の研究報告構想を練る。

母の容態が気になっていたが、夜になって妹から連絡が入る。経過は順調で、今週中に退院できるかもしれない、とのこと。ホッとした。

【6723】