Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

ロシア語の勉強を開始してそろそろ半年

午前、教員組合三役会議。3限、講義資料作成&仕事メール返信&研究費支出関連書類作成。4限、19期(4回生)ゼミ。5限、ワークショップ。

ワークショップはディベートの実戦練習だが、前回よりもさらに試合のレベルが上がった。論点の絞り込みがうまく、とても1回生とは思えない。半期の授業の総仕上げとなる次回は本番の試合である。院生HJOK君に審判を務めてもらう。どんな試合になるのか、楽しみだ。

往復の通勤電車内でロシア語の勉強。1月18日に開始(再開)したので、そろそろ半年になる。なかなかアップしない語彙力に悩まされつつも、悩む以上に楽しめているおかげで、ここまで続けられている。黒田龍之助『ロシア語だけの青春: ミールに通った日々』は勉強が行き詰った時の励みになった。レベルが合わなくて途中でページを閉じたテキストも何冊かあったものの*1、現時点では以下の4冊のテキストが自分の肌に合っており、順番に繰り返し何度も通読して、基本知識の漏れのない定着に努めている。いずれも読み返すたびに新しい発見がある。良書である。

NHK・Eテレの「ロシアゴスキー」も録画して繰り返し何度も視聴している。この番組のおかげで、「サンクトペテルブルクを一度は訪れてみたい」という気持ちが強まった。

メンタルがとりわけ不調だった4, 5月でもロシア語の勉強を続けられたのは、それが単なる勉強にとどまらない「楽しみ」「息抜き」「現実逃避(?)」「自由意志の残存の証(??)」だったからである。だからこそ、自分を見失わずにすんだ。本当に助けられた。

【6700】

息子と2人で留守番

妻の許可を得て、昼前まで爆睡させてもらう。週休1日の厳しい勤務状況が続く中、睡眠は最高の良薬。

午後、妻と娘が四条河原町界隈へ外出。娘は手芸教室へ、妻はdocomoショップへ(娘のキッズ携帯の修理)。その間、僕と息子は留守番。オセロ、はさみ将棋、ジェンガ、折り紙などで遊び、仮面ライダーのDVDを見る。おやつを食べてから近所の公園へ連れて行ったものの、空に暗雲が立ち込めて雷音が轟いたので、自宅へ退却。ほどなく夕立襲来。1時間ほどで収まったので、息子を連れて近所のスーパーLIFEへ、帰宅後、大相撲中継。そうこうするうちに妻と娘が帰ってきた。

子どもたちの就寝後、学会関係のメールへの返信書き。目下の勤務状況では、学会活動に割ける可処分時間が限られているので、頑張れば何とか引き受けられそうな仕事もある一方で、どう頑張っても引き受けられそうにない仕事もある。普段からお世話になっている方からの依頼を快諾できないのは、毎度のことながら心苦しい。

明日も午前は三役会議、午後は授業2コマで、それら以外にほとんど何もできなさそうな1日であるが、そんな月曜日も明日を含めて残り2回。疲労困憊きわまる今学期もようやくゴールが見えてきた感じ。

【2138】

ワクチンの接種とゲラの校正

新型コロナウイルスワクチンの職域接種(1回目)のために大学へ。貴重な休みを潰して大学に行きたくはなかったが、今学期は平日が忙しすぎて接種のための時間を空けることがかなり難しいことに加えて、万が一副反応が出た場合に仕事に穴を空けるわけにはいかないので、大事をとって翌日が確実に休日となる土曜日に接種することにした。ワクチンは左に接種したが、痛みはほとんど感じない。その代わりに鈍い痺れのようなものを感じる。肺に基礎疾患があるため、接種後30分間の会場待機を求められた。

ワクチン接種の前後の時間を利用して、History of Economics Review誌にacceptされたOZWさんとの共著論文のゲラ校正作業。お互い超多忙な1週間だったが、こまめに連絡をとりあい、隙間の時間で何とか作業を進めた。火曜にゲラが届いたが、2人とも水木に作業ができず、OZWさんが金曜(昨日)、僕が土曜(今日)に集中的に作業を行った。今日作業中に送ったメールもほぼ即レスで、時間を有効活用できた。3日以内の返送が原則であり、昨日出版社から督促メールが届いてしまったが、何とか1日遅れで入稿できた。いつもながらOZWさんの丁寧な仕事ぶりには頭が下がる。感謝の気持ちでいっぱい。あとは公刊を待つのみである。

ちなみに、このたび同誌に掲載される論文は、もともと2018年9月にPerthで口頭発表したものである。*1活字になるまでに約3年間を要したことになる。

想像を上回るしんどさ

普段であれば4限が空きコマの木曜日だが、今日(と来週)はリレー式授業の担当回であるため、2限から5限まで4コマ連続の授業となる。

2限、大学院。3限、20期(3回生)ゼミ。4限、経済学特別演習(GoLDプログラム入門)。5限、経済学説史。想像を上回るしんどさ。今学期で体力的にいちばんキツイ。こりゃ、毎週は絶対に無理だ。

4限では、GoLD(国際化)委員会委員長として、まったく専門外の国際化の話をする。準備に8時間以上もかかったが、授業のほうは当然のことながら90分で終わってしまう。仕事が山積みで慢性的に時間が不足している今の自分にとって、痛い時間的出費になってしまった(他の仕事に回したかった)が、受講生の反応が悪くなかったので、これで満足することにしたい。ただ、果たしてこれが自分のやるべき仕事なのか、という疑問は残る。海外で学位を取得して英語も僕よりも堪能な方々が山ほどいる学部なのに、どうしてこの種の仕事がまったく適任者ではない僕のような人間に回ってきてしまうのか? 

4コマ連続で授業してる間に仕事メールが続々と着信している。5限終了後、その処理をしているうちに20時半になり、体力的にギブアップして、帰路につく。

【6910】

コロナ禍で失った「日常」の巨大さ

午前、明日のリレー式講義(GoLDプログラム)用のパワポの手直し、来週分のパワポ作成。午後、教員組合委員会。5限、大学院。

今朝関大前駅から研究棟へ向かう途中、おそらく?か月ぶりに同僚YSNさんとリアルで会った。何気ない普通のあいさつと雑談がやけに新鮮に感じられて、コロナ禍で失った「日常」の巨大さを改めて思い知った。

明日は4限がリレー式講義の担当回がにあたる関係で、2-5限、4コマ連続の授業となる。体力勝負である。

【7155】

仕事の効率が悪い

午前、組合要求書の加筆修正作業と個人研究費(立替払い)関係の書類作成。午後、明後日のリレー式講義(GoLDプログラム)用のパワポ作成。講義内容の取捨選択に手間取り、仕上げるまでに6時間近くもかかってしまう。仕事の効率が悪いな。18時半から19時半まで20期生IUC君と面会。

勉強開始(正確には)再開から5か月半。ロシア語で曜日をどう言うかを、ようやく覚えた。苦労した。ずいぶん時間がかかった。月の名前はまだ怪しい。時刻の表現はもっと怪しい。

  • понедельник(パニヂェーリニク、月曜日)  ※パンにゼリー、肉
  • вторник(フトールニク、火曜日)  ※太る肉
  • средса(スリダー、水曜日)
  • четверг(チトヴェールク、木曜日)
  • пятница(ピャートニツァ、金曜日)
  • суббота(スボータ、土曜日)  ※酢豚
  • воскресенье(ヴァスクリスェーニエ、日曜日)

【5415】

1回生のディベートのレベルの高さに感心する

2限、教員組合三役会議。3限、19期生YSOK君と面談(卒論指導)。4限、19期(4回生)ゼミ。5限、ワークショップ。

ワークショップは今日を含む残り3回をディベートの実戦練習にあてる。2試合(論題は「日本は飲食店にドギーバッグの常備を義務付けるべきであるか否か」「日本は義務教育に飛び級制度を導入するべきであるか否か」)行ったが、どちらも実戦練習初回(しかも1回生)とは思えないほどレベルが高くて感心した。熱心に取り組んでくれて、本当にうれしい。

マルサス学会第30回大会(オンライン開催)

今日はマルサス学会の第30回大会である。この記念大会はもともと昨年山形大学で開催される予定だったが、コロナ禍のために1年順延され、昨年は番号を振らない臨時大会として規模を縮小してオンラインで開催された。だが、1年たってもコロナ禍は収束せず、対面開催が依然として難しい状況であるため、山形大学での大会開催は1年後の第31回大会とし、第30回記念大会は昨年に引き続きオンラインで開催されることになった。

通例では大会初日の午前中に理事会が開催されるが、それは先週すでに終えているため、午前中から大会用のプログラムが組まれ、その代わりに2日目のない1日開催となった。とはいえ、10時開始、18時40分終了という超長丁場の凝縮した1日プログラムであり、ほぼフル規格の大会と言ってよいだろう。

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10時からYNGSWさんの個人研究報告。続いて総会。13時半からマルサス『経済学原理』公刊200周年記念シンポジウム。このシンポジウムの企画運営に僕は2年前から携わってきた。『原理』は1820年の公刊なので、本来昨年開催すべきものであり、1年遅れの開催となった。順延された間に、3名の報告予定者の1人の報告が難しくなり、代わりの報告者を探す必要が生じた。僕自身も、とりわけここ数か月は校務多忙と体調不良に悩まされ、十分に準備を進められたわけではない。後悔・反省も少なくないが、4時間にわたるシンポは、質疑応答の時間が足りなくなるほどで、企画としては成功したように思う。

17時40分から学会創設(1991年)以来の会員であるNKYさんによる記念講演。学会30年の歩みを語ってくださったが、これが実に素晴らしい講演で、大いなる感銘を受けた。他の会員の方々も同じような感想を抱かれていた模様。オンライン懇親会に参加後、23時半前に帰宅。長い1日だった。

参加者は常時30名超で、NKYさんによる記念講演が終わるまで、この人数が減ることはなかった。いつになく大盛況の大会だったと言えよう。そして最後に、コロナ禍の襲来という未曽有の困難な状況の中、学会活動の充実のために2年間奮闘し続けてくださった会長FKDさん、事務局(専務理事)MTMTさんにこの場を借りて厚く御礼を申し上げる次第である。

【4488】