Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

インターンシップに名刺を忘れるな

勤務先の大学ではまもなく前期試験が始まる。それが終われば9月中旬まで2ヶ月近い夏季休暇。いろいろな過ごし方があるだろうが、企業でのインターンシップを予定している学生(特に3回生)に一言。

インターンシップを単なる現場体験に終わらせるのはもったいない。数ヵ月後、その企業を正式に志望する可能性もあるわけだから、いち早く自分を売り込んでおくことも忘れてはならない。必ず自分の名刺を作り、いつでも手渡せるよう常備しておくこと。お手製の安っぽい名刺ではなく、業者に頼んで(生協でも受け付けてもらえる)しっかりしたものを作ってもらうべき。大した値段にはならないし、そもそもこういうお金をケチるべきではない。顔写真入りのほうが断然良い。一人でも多くの人に顔と名前を覚えてもらうための、いちばん簡単な工夫だ。

名刺にはメールアドレスが記載されているほうがよい。いつどんな用事で連絡が入るかもわからない。携帯メールアドレスはよくない。就職活動専用のPCメールアドレスをぜひ新たに取得すべき。取得の際にはふざけた印象や幼稚な印象を与えるようなメールアドレスにならないよう注意せよ。

インターンシップ中にいただいた名刺は、単に保管するだけでは不十分だ。次にその人と会った時に確実に名前を思い出せるように、名刺の裏に身体的特徴をメモしておくのが賢いやり方。数ヵ月後、その企業を正式に志望することになり、面接にまで進んだ。その時にインターンシップ時にお世話になった社員さんがあなたのことを覚えてくださっていて、声をかけてくださった。しかし、あなたはその社員さんの名前が思い出せない…というのは、やっぱりまずい。

企業の採用面接でよく尋ねられる質問に「学生時代に何を学びましたか?」という質問がある。「(クラブ/サークルやアルバイトを通じて)人間関係を学びました」と返答する学生が多いらしいが、社会人生活で通用するレベルの人間関係を学んでいるのであれば、僕が上に書いたことくらいはいちいち言われなくても実行できているはず…だよね。

もっとも、「自分は全然できていない…」と悲嘆する必要はない。今からでも十分に間に合う。さしあたり、浅羽通明大学で何を学ぶか (幻冬舎文庫)』を読んで欲しい。学生生活と社会人生活を繋ぐためのヒントが満載されている。いつまでもぬるま湯につかっていられない。

説教臭い内容をくどくど書きすぎた気もするが、まぁ、たまにはいいでしょ。このブログを読んでいる学生の大半は自分のゼミ生なのだし。指導教員の愛を感じてくださいな。

寝る前の10分間筋トレ(上半身)→◎(4セット) BGMはYMOパブリック・プレッシャー』。思い出の一枚。高橋幸宏のドラムはいつ聞いても素晴らしいが、本作こそ彼のドラマーとしてのキャリアの頂点だと思う。ラジオから流れる#5「コズミック・サーフィン」を聞いた当時小学6年の僕は、そのすさまじいグルーヴ感の虜となり、ドラムという楽器の世界へと誘われた。あの瞬間、僕の人生は確かに変わった。#1「ライディーン」のバスドラもさりげなく渋い。#3「東風」の細野のベースは神業。