Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

企業との就職懇談会

今日は夕方に「大仕事」が控えていたので、昨夜は早めに寝床に入ったのだが、こんな時にかぎって朝方4時過ぎまで眠れず、今日は終日、睡魔との戦いとなった。

2限、経済思想史研究(大学院)。『孤独なボウリング』第10・11章。

3限、7期(3回生)ゼミ。明後日となった関関戦(ディベート)の予行演習(道州制)。

昼休みにゼミ募集(2次)が締め切られる。申込者は6名。もし全員合格しても、1次合格者と合わせて12名だから、これまでで最も人数の少ない学年となることが確定する(これまで最少は3期ゼミの13名)。

4限、たまたま図書館を利用しに来ていた元ゼミ生M本君(現在は他大学の院生)と遭遇し、しばらく研究室で歓談する。待機していたが、(関関戦準備のための)研究室の利用者はなし。

5限は本来なら「ディベート入門」の授業なのだが、同僚H野さん(ダブル・ティーチングのパートナー)にクラスを任せて、中之島のリーガロイヤルへと向かう。「大仕事」というのは、キャリアセンター主事として就職懇談会に出席することである。

18時前から2時間弱、企業の人事(採用)担当者と懇談する。900社もの企業の関係者が出席していたと聞く。名刺交換の後、千里山大生の採用(および入社後の活躍)状況、求める人材像、インターンシップ、合同説明会、エントリーシートの有無などについて、意見交換させていただく。一社一社に比較的時間をかけたため、結局、僕が懇談できたのは40社ほど。900社のうちのごく一部にすぎないけれども、有益な情報を多く入手できた。ゼミOBのS井君が上司にあたる方と一緒に参加していた。「次の方・・・」と声をかけたら、いきなり目に前に笑顔で立っていたので、大いに驚いた。「今の仕事、楽しいです。今の会社、すごい好きです。毎日、充実しています」という言葉が何より嬉しい。久しぶりの再会なのに、順番待ちの方が多く、ゆっくりと話せなかったことが残念だ。もう3年も前の話になるが、レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』についての素晴らしい報告*1がいまだに鮮烈な記憶として残っている。

初めての就職懇談会という緊張感。空きっ腹で休憩なしの懇談。それに寝不足も手伝って、疲労困憊し、帰宅後、すぐに寝入ってしまう。1時半過ぎに目が覚めて、今こうして日記を書いている次第。さて、もう一度寝床に入るとするか。*2

*1:http://d.hatena.ne.jp/nakcazawa/20051125

*2:眠っている間に、S井君からメールが届いていた。「ゼミで学んだことがすごい活きてます。nakcazawaゼミがぼくの原点になってます。」嗚呼、泣かせるね。