Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

京阪中之島線に初乗車

閑散とした京阪中之島線なにわ橋駅


「初乗車」と打とうとしたら「発情者」と変換されて焦った(笑)。

去年秋に京阪中之島線が開通したが、これまで一度も利用したことがなかった。今朝、100%気まぐれで、(京阪本線の)北浜駅ではなく(中之島線の)なにわ橋駅で降りてみることにした。噂どおり、ラッシュアワーを外すと、天満橋駅を過ぎたとたんに中之島行き電車の車内はガラガラになってしまう。ホームが狭く天井が低い北浜駅と比べるとなにわ橋駅は何もかもが豪華なのだが、あまりにも人気がないので、むしろその豪華さが不安な気持ちにさせる。*1果たしてこの状態で1300億円とも言われる膨大な投資が回収できるのだろうか? 無理だろう。

新線のルートを見た時、こうなってしまうことはある程度読めていたが、予想以上の不振である。何せ、今日初めて利用したことが象徴しているように、あまりにも利用機会の乏しいルートを走っているのである。本線と違ってなにわ橋駅(北浜駅の少し北側に位置)も大江橋駅淀屋橋駅の少し北側に位置)も地下鉄への乗り換えの便がとても悪い。距離的に遠いばかりでなく、連絡通路がないので、雨の日は大変である。渡辺橋駅四ツ橋筋)は地下鉄四ツ橋線と接続していることが「売り」のはずだが、渡辺駅から新線料金が加算されてしまうので、淀屋橋から四ツ橋まで歩いてすませる(大した距離でない)利用客のほうが多いのではないか? 

要するに、中之島駅周辺に用事がある時以外には利用するメリットがまったくない路線なのだ。本数が多くて、地下鉄への乗換えが便利な京阪本線で用が足りてしまうから。中之島駅を終着駅とせずに、延伸して阪神西九条駅に直結させて、阪神三宮発出町柳行きの直通特急を走らせる*2くらいのことをしないと、この新線は死に体になってしまうのではないか? でも、すでに阪神近鉄と組んでしまっている。どうする京阪? 頑張れ、我が愛する京阪!

そんなわけで、なにわ橋駅から地上に出て、堺筋線北浜駅まで5分ほど歩いて、北千里行きに乗って大学へ。

午前中は英語論文の執筆に勤しむ。昨日までの進度が「8割〜8割5分」だったとすれば、今日で「8割5分〜9割」まで進んだと言えようか。前日に書いた英文を推敲してから新しい英文を書き始めるので、推敲のほうに時間を取られると、そんなに書き進められないのだ。一日寝かせてからでないと、自分の文章を推敲できない。これは日本でも書いた時も英語で書いた時も同じみたい。

3限、8期(3回生)ゼミ。わけあって、ずっとホワイトボードのマーカーを消す作業に従事するはめになった。*3恒例、法政大学Gゼミとの合同ゼミ合宿の日程が、8月5〜7日に決定する。今年はnakcazawaゼミが東京へ。

4限、7期(4回生)ゼミ。KUBICに参戦することに。まさみちゃんの妹てるみちゃん(1回生)が見学に。熱烈歓迎。

5限の「経済学ワークショップ1」では、新入生を博物館に案内する。自分の通っている大学が自前の博物館を持っていることを誇りに思って欲しい。あたりまえのことではないのだから。「さすが高松塚古墳壁画を発掘した大学だ!」と感動して欲しい。

素晴らしい天気に恵まれ、博物館のすぐ横の芝生では、「いかにも大学生活」といった光景が。

6限、経済思想史研究(大学院修士)。今日から松原隆一郎失われた景観―戦後日本が築いたもの (PHP新書)』を輪読する。

注文していた馬寅初全集(全15巻)が届く。これで3万円は安い。研究環境は整った。後は中国語力を鍛えて読むだけだ。

腹筋2セット。BGMはこれ。

グレイテスト・ヒッツ

グレイテスト・ヒッツ

*1:なにわ橋駅の自動改札機の数が北浜駅の倍ほどあるので、それだけの利用客を見込んでいたのだろう。

*2:この路線が走っても、採算が合う程度にまで利用客が増えるのか、よくわからないが。なにわ橋駅大江橋駅の不便が解消されるわけでないから。

*3:誤ってホワイトボード用でないマーカーを持参して板書してしまったため。