Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

京阪電車新ダイヤ

図書館地下書庫


誰/何にも邪魔されることなく授業準備と研究に集中できる環境を求めて、休日返上で大学(千里山)へ。7月に小さな研究報告を2本抱えているが、まったく何も準備できていない。さすがにお尻に火が点いた。

昔から僕は18世紀思想の研究者であることを自任していて、バークとマルサスについての単著の公刊後は、バーク以前(具体的にはバークリ、ダヴナント、ボーリングブルック、ウィリアム・ノックス、タッカー)あるいはバークと同時代(具体的にはペイン、スペンス、メスメル)に研究の重心を移すつもりだったのに、なぜかマルサス以後(具体的にはJ・S・ミル)の引力が強く、そちらに引っ張られている。

ミルはいったん勉強し始めると本当に面白い。ミル以前のすべての思想がいったんミルへ注ぎ込んで、再びミルから流れ出しているのが(勉強すればするほど)わかる。ミルの「自然論」は一度きちんと勉強しなければならない。先行研究(武蔵大F木さん)もチェックしなければ。進化思想との関係も要チェック(特にトマス・ハクスリー)。マルサス学会で一度くらい「マルサスと進化思想」のシンポジウムを開催したいものだな。

宗教をめぐる三つのエッセイ

宗教をめぐる三つのエッセイ

進化と倫理―トマス・ハクスリーの進化思想

進化と倫理―トマス・ハクスリーの進化思想

  • 作者: ジェームズ・パラディス,ジョージ・C・ウィリアムズ,小林傳司,小川眞里子,吉岡英二
  • 出版社/メーカー: 産業図書
  • 発売日: 1995/06
  • メディア: 単行本
  • 購入: 1人
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休日を返上しなければこういう時間を確保できないのは悲しい現実だ。職責上のに書類作成・会議出席業務があまりに多くて、平日はそれだけでほとんどグロッキー。しかし、文句を言っても仕方がない。やれることをやれる時に少しずつ進めていくのみ。

図書館の地下書庫でじっくりと思索にふけることができたのが、本日の最大の成果だったかも。

こんなツイートをたまたま発見したが、アダム・スミスがテーマなら、15回と言わず、20回でも、30回でも、いくらでも違う内容で講義できますぜ。期待は「若干」ですか? それは残念。

今日から京阪電車は(淀駅が上下線とも高架ホームになるとともに)ダイヤが改正された。特急が1時間4本から6本に増発されたのはたいへん喜ばしいこと。他方、中書島〜京橋ノンストップの快速特急(夕刻のみ運行)が廃止されてしまったのはちょい悲しい。

【6831】 ダンベル3セット。BGMはこれ。

Voices of Babylon

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