Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

ようやくエンジンがかかってきた

水曜日なので大学へ。終日、T中先生退職記念論集への寄稿論文の執筆に勤しむ。7月末日締め切りだが、ようやくエンジンがかかってきた。論文全体の構成(全5節)が定まった。第1・2節をひとまず書き終える。

遅まきながら、今年4月に出たこの本をようやく手に入れた。本書の第10章は、まもなく公刊される予定のハイエク論文集での僕の担当章とほとんど同じテーマ(ハイエク保守主義)を扱っているが、内容はほぼ真逆である。ハイエクによる「保守主義の貧困とその危険性」の指摘(本書213ページ以下)は、むしろ彼の保守主義理解の不十分さに起因すると、拙稿は指摘している。自分がハイエク主義者でなく保守思想研究者ということもあって、拙稿はハイエクに対してやや辛口の評価を下している。

ハイエク - 「保守」との訣別 (中公選書)

ハイエク - 「保守」との訣別 (中公選書)

【6898】 腹筋4セット。