Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

12・13・14期合同ゼミ合宿@飛鳥文化研究所

12・13・14期合同ゼミ合宿


昨日・今日と恒例の冬合宿を行った。

恒例行事ではあるが、今年の合宿幹事(13期T中さん&S岡君)は本当に苦労が多かったと思う。12期13名+13期19名+14期15名=37名(+指導教員)という例年以上の大所帯だったことに加えて、直前になって遅刻・欠席を申し出る者が大量に出てしまい、スケジュールや段取り(食事やタクシーの手配数など)の大幅な変更を強いられた。しかも各自が個別バラバラに申し出るものだから、そのたびごとに幹事は振り回され、労働量の増加が甚大であった。最後の最後まで責任をもって幹事を務めてくれた2人に心から感謝したい。

他方で、自分の行動が全体にどのような影響を与えるのか、想像力の欠如しているゼミ生があまりに多かったこと(特に2回生=14期生)に呆れ、落胆した。どうして連絡が直前になるのか? どうしてバラバラなのか? そんなことをしたら幹事がどれだけ大変なのか、容易に想像できるはずである。一か月前に連絡できるはずのことを数日前にする。連絡をとることが難しいわけではないだろう。何のためにスマホを持っているんだ? もっと早めに連絡してくれれば、もっと適切に対応できたのに。そういう軽率な行動がいかに周囲に迷惑をかけるのか、しっかり反省して欲しいと思う。

そればかりでない。14期生はまだお客様意識が抜けていないのか、合宿所でも指導教員・先輩ゼミ生の話を真剣に聞いていない。適当に聞き流している。だから、指示通り誰も動けないし、そのことを厳しく注意された後であってもあまり意識は変わらず、先輩の話を聞いている間メモすらとらず、それをさらに注意される始末である。聞き流していることを注意されたばかりなのに。みんな最高の記憶力を誇っているわけではないだろう。それなのにどうして漫然と聞いている? その気になればできることを不注意でやらないし、そのことを恥ずかしく思っていない。全体としてそういう集団なので、誰かがそれに気づいて他のメンバーを注意することもない。これは実に頭が痛い。このまま3回生に上がっても、新しく入ってくる後輩が彼らを尊敬するだろうか? それ以前に、そもそも後輩を面接で選抜する資格・能力が彼らに備わっているだろうか? 学内大会プレゼンやディベートの準備はしっかりやっていたが、それだけではまったく物足りない。お互いに切磋琢磨する「戦える集団」への道は険しい。

2回生の大量遅刻のために、2回生向けのメニューを初日に行うことが難しくなり、初日と2日目のメニューを大幅に入れ替えざるをえなくなった。初日は12期M本君の卒論報告、12期生による就活報告会。2日目は14期生によるディベート、13期生による西日本インカレ&学内ゼミ大会報告会。

何だかドタバタで、例年の合宿と比べるとずいぶんと緊張感の低いものになってしまった。そのせいか質問・コメントの手もあまり上がらず、全般的に「体温の低い」合宿だった気がする。いちばんの目的だった12期生と14期生の交流がどれだけうまくいったのかはわからない。果たして14期生が「これはとても貴重な機会だ!ぜひとも有効利用しないと!」という意識を持ってくれていたのかどうか。

学生時代の最後の合宿なのに、12期生にはやや物足りない内容になってしまったことが悔やまれる。合宿準備について、多少不安があったので、途中何度か口を出そうと思ったが、やはり「最後まで『学生主体』で行きたい。学生から相談があるまで僕から口をはさむのはやめよう」と思って、寸前のところで思いとどまった。しかし、年月の経過とともに学生の気質も変わってきているようなので、もう少し僕から具体的な強い指示を早い段階で出すべきだったかもしれない。個人的にも反省の多い合宿であった。

12期生の卒論最終稿提出締切は合宿までと定めていたが、結局14名中9名しか提出できなかった(最大の悩みの種だったNさんは大逆転の提出、完成)。しかも未完成での提出も1名あったので、現時点での未完成は何と6名! これまた頭が痛い・・・痛すぎる・・・。もう少し僕から具体的な強い指示を早い段階で出すべきだったかもしれない。個人的にも反省の多い卒論指導であった(あれっ?どこかで見た文章だな)。

【4701】