Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

John Pullen先生

スカイプゼミの前後の時間、Pullen先生からいただいたコメントをもとに、拙稿(ケインズ&マルサス論)の再改訂作業を進める。

前回にまして的確で丁寧なコメントをいただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいである。マルサス研究者としてこれ以上望みようのない贅沢な環境の中で仕事をさせてもらっている。

Pullen先生は存命のマルサス研究者の頂点に位置する方だと思う。文献学的な知見とシャープな論理が絶妙にブレンドされたそのご研究に前々から尊敬の念を抱いていたが、シドニーに来て以前にもまして親しくおつきあいいただくようになり、その温かいお人柄にますますほれ込むとともに、その学識の高さに完全にノックアウトされた。。

Pullen先生からゴーサインの出された論文はたいていのジャーナルの査読を突破できるのではないか。そう思えるくらい、学問的にはとても厳格なお方だ。その厳密で詳細なコメントに逐一リプライしつつ改訂を進めるのは並大抵ではない。しかし、碩学のご指摘に間違いはない。何とか踏ん張って、先生のご期待に沿えるような最終バージョンを生み出したい。それがご恩返しになる。

本当に素晴らしい先生である。心から尊敬している。