Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

健脚

9月18日(金)、David Kimさんの講義の時間に、ゲスト・スピーカーとして日本経済について学部生を相手にして話すことになっている。そろそろ講義ノートを作り始めなければならないので、図書館に行って、日本経済に関する書物を何冊か借り出す。何を話すのかについては、おおよそ決めているのだが、日本固有の事物・制度を英語でどのように表現するのかがわからないので、どうしても参考書が必要だ。

シドニーの冬も峠をこしたようで、ここ数日は暖かい日が続き、特に今日はポカポカ陽気に恵まれた。確実に春が近づいてきている。図書館周辺の芝生の上は日光浴を楽しむ学生であふれていた。

図書館経由でATPキャンパス(研究室)へ。ゲスト・スピーカーの講義ノートを作り始めるつもりだったが、Pullen先生が拙稿(ケインズ&マルサス論)に対する新たなコメントを送ってくださったので、予定を変更して、英語論文の改訂作業に集中することにする。

Pullen先生からコメントを頂戴するのは、これで何と三度目。どんなに感謝してもしきれない。非常に丁寧に読んでくださるのだが、コメント内容は相変わらず厳しい。これではいつまでたってもジャーナルに投稿できないなぁ(嘆)。日本語で書くときにはレトリックある程度でごまかせていた論理の弱さが、英語で書くと露わになる。

19時半まで研究室で踏ん張る。長時間に座りっぱなしはさすがに体に良くない。血行が悪くなっているのが自分でもわかる。エコノミー症候群のような不快感を少しでも解消しようと、帰り道は電車・バスを使わず徒歩オンリーで。やはりずいぶんと健脚になっているようで、研究室から40分ほどで下宿に着いてしまった。