Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

North Sydney Olympic Pool(シドニー110日目)

昨晩のスカイプで肩こりのことを話した際に妻から強く勧められたこともあり、プールで泳いでこりをほぐすことにした。

イアン・ソープを生んだ水泳大国だけあって、オーストラリアは子どもの水泳教育に熱心で、シドニーでは利用できる市民プールの数も多い。下宿からは少し距離があるが、Harbour BridgeのたもとのMilsons Pointにある(遊園地Luna Parkの隣の)North Sydney Olympic Pool*1に行ってみることにした。

NewtownからMilsons Pointへの直通電車は走っておらず、RedfernでNorth Sydney行きの電車に乗り換えるが、乗車時間は15〜20分くらいだろうか。少し距離があると言っても、大して遠くはない。Harbour Bridgeを渡っている時に車窓から見える風景がとても気持ちが良い。

Luna Parkとプールが車窓から見える。

どうしてこのプールにしたのかと言えば、市民プールであるにもかかわらず、高級リゾートホテルのプールを彷彿とさせるような、素晴らしい景色を楽しみながら泳げるからである。立地が抜群なのだ。それでいて、料金はわずか7.5ドル(+ロッカー使用料2.3ドル)しかかからない。プールは屋外と屋内の両方にあるのだが、真冬なのに屋外で泳いでいる人が案外多いことに驚く。おそらく体感温度が違うのだろう。僕は無理をせず、屋内プールのほうを選ぶ。

平日は朝5時半から営業している(ヨガ教室は朝6時半にスタートする)ことに驚かされる。どうもオーストラリア人は早起き国民のようなのだ。下宿近くのフィットネスクラブも朝5時には開いている。出勤前に一汗流す人が多いみたいだ。他方で、帰宅も早い。ATPの事務職員Bartさんは16時になると職場を出て帰路につく。毎週金曜日のRedfern会は17時に始まり、どんなに遅くても19時には終了する。皆さん、晩ご飯は自宅で食べる。二次会はこれまで一度もない。

平日の昼間ということもあって、屋内プールで泳いでいたのは僕を含めて4名だけ。レーンは4つだったので、1レーンまるまる貸切状態で泳ぐことができた。しかも、日本であればおそらく5レーン設けてしまうであろう大きさのプールに、4レーンしか設けていない。だから、1レーンがとても広々としている。見える景色もそうだけど、開放感が抜群のプールだ。こういうところにもこの国の豊かさを感じる。日本であれば大型商業施設やホテルの食い物になってしまいそうな場所なのに、決してそうはならず、市民のためのコモンズとして機能している。

1時間弱、無心に泳ぐ。肩こりがひどいと思っていたが、むしろひどかったのはふくらはぎのほうだった。わからないものだな。体のほうは全身がほぐれて楽になったし、頭のほうもモヤモヤが消えてすっきりした。

運動をするとお腹が減ってくる。せっかくMilsons Pointまで来たので、こっちの店で食べることにする。5月17日*2に一度訪れたことのあるSeafood & Burger Cafe "By The Bridge" *3をチョイスする。魚が食べたくなったのだ。

前回はチップスが多すぎて残してしまったので、今回はFish & Chipsをtake awayではなくFish & Saladをeat inで注文した(14ドル)。ところが、何とも驚いたことに、常連でもないのに、お店のスタッフが「チップスをサービスしておいたわよ」と言ってくれた。Fish & Chips & Salad(17ドル)がメニューにあるのに、どうしてこんなサービスをしてくれたのか、わからずじまい。でも、喜んでいただいた。

ゆっくりと昼食を楽しんでからRedfernへ移動。4時間ほど研究して、帰宅する。