Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

査読結果

3月11日*1に某海外ジャーナルに投稿した拙稿に対する査読結果が今日届いた。結果はまたしてもrewrite & resubmitであった。なかなかacceptされない。

この論文とのつきあいも最初の学会発表(2012年夏のコルシカ)から数えてすでに4年になろうとしている。2年前のHistory of Economics Reviewへの投稿は、rewrite and resubmitの末にrejectされてしまった。その時の反省から、じっくりと相当な時間をかけて加筆修正して(分量はほぼ倍になった)、このたび満を持して投稿したわけだが、それでもまだ多くの不備をレフェリーから指摘される始末で、英語で論文を書いてpublishすることの難しさを改めて実感している。

レフェリー・コメントは2本とも驚くほどクオリティが高く、どちらの方も素晴らしい学識の持ち主であることが容易にわかった。レフェリー1の"I quite liked this Malthus Paine piece."という言葉、レフェリー2の"my recommendation is that the author be given the chance to resubmit the article. "という言葉に救われる。拙稿の不備な点を改善方向を挙げつつ正確に指摘してくれている。拙稿の着想については高く評価してくれているので、諦めずに、粘り強く、改訂作業を続けるしかないだろう。