Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

採点の祭典が始まる

本務校の春学期末試験(経済学説史1)の答案(332枚)が手元に届いたのは8月1日であり、2〜10日が沖縄だったため、採点はまったくの手付かず。加えて、沖縄から集中講義の試験の答案(54枚)を持ち帰ってきたので、合計386枚もの論述答案を採点しなければならない!

採点の祭典の初日である今日は、まる一日かけて、沖縄54枚と本務校100枚を採点した。残り232枚。明日に終了するのは難しそう。明後日か明々後日までかかる感じ。

沖縄国際大学の成績評価は以下のようになった。

履修者70 / 受験者54 / 秀6 / 優11 / 良23 / 可14 / 不可0 (受験者の合格率100%)

成績評価の方法は本務校と同じ。試験一発評価だが、単元終了ごとに受講生にコメントペーパーを提出してもらったので、試験の素点が合否線上だった者には、コメントペーパーで加点して(不可から可へ)底上げした(ごくわずかだが)。集中講義ということもあり、コメントペーパーを一度も提出せずに(≒一度も出席せずに)試験だけ受けた者はいなかった。それが「受験者の合格率100%」という好結果に結び付いてくれたように思う。やはり熱心な受講態度は嘘をつかなかった。

他方、本務校の採点ははっきり言って(今のところ)まったく面白くない。ワクワクしない。むしろ、かなり苦痛である。誤読や決めつけにもとづく揚げ足取り的な批判を展開する答案があまりに多い。また、何度読み返しても文意がまったく理解できない支離滅裂な答案も頻発している。もともと実力のある学生たちの答案がどうしてこうなってしまうのか? 要するに「手抜き」なんだろう。このずる賢さが僕は嫌なんだな。悲しい。気持ちが萎える。日本の未来は大丈夫なのか? まぁ、そもそも大学教師の気持ちなんて、その半分も学生に理解されないのが普通なんだろうけど。