Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

高血圧&新学期開始

午前中は民医連の内科とH皮膚科で診察を受ける。この2つがセットになっているのには理由がある。最初に受診した皮膚科の先生がある薬を僕に処方しようとしたのだが、高血圧の人の服用が難しい薬だったため、数値の高い僕は内科での検査を求められたのだ。僕はもともと低血圧だったのだが、理由はよくわからないが、去年から急に血圧が高くなり、そのまま下がってくれない。数値を見た内科の先生から「深刻になる前に血圧を下げるための治療を始めましょうか」との提案があり、治療を受けることにしたのだ。今日で皮膚科での治療は終了(ようやく風呂に入れる!)だが、内科のほうには血圧が低い値で安定するまでしばらく継続的に通うことになる。一難去ってまた一難だが、悪いところを早い段階で発見してもらえてラッキーだとも言える。

午後から大学へ。今日から秋学期開始。4限の経済学説史から。初回はガイダンス的な内容になることが多いが、今日は趣向を変えて春学期末試験の採点講評を中心に。ここ数年、可の評価の答案の比率がかなり高くなっているが、それはなぜか? 可の答案と良以上の答案はどこがどう違っているのか? こうした疑問に答える形で、「こういうことに気を付けて答案作成してくれたら良以上の評価が得られる可能性が高まるよ」という話をした。論述答案の作成には(単なる暗記力とは異なる)論理的思考力が要求されるが、それがこれからますます必要になってくる背景を、経済のAI化の進展と関連づけて説明した。この夏、沖縄国際大学小樽商科大学での集中講義を通じて(答案の比較ができるので)、論述答案の作成が千里山の経済学部生の最大の弱点の一つであることを痛感させられた。何とかしなければならない。入学後、学力の伸びがほとんど止まったままの学生も少なくない。強い危機感を抱いている。それゆえ、今日の90分間の講義の準備には相当な時間を費やした。講義資料の作成だけでも7〜8時間はかけたんじゃないかな。それくらい気合を入れて今日の講義にのぞんだ。一人でも多くの学生にこの危機感が伝わって欲しい。

20時まで研究室でHETSAでの報告用パワポの作成に勤しむ。もちろん完成しない。明日は休みにするが、妻の許可を得られたので、明後日に大学へ行って完成させるつもり。できればプレゼン練習もやっておきたいが、できなかった場合は、オーストラリア到着後にホテルで練習することになる。