Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

英語脳とシドニー

来年度の国際学会の詳細がようやく明らかになった。これまで一度も参加したことのない学会への参加も検討したが*1、校務と日程の兼ね合いで、来年度は9月5-6日にロンドンで開催されるTHETS(イギリス経済学史学会)と10月2-4日にシドニーで開催されるのHETSA(オーストラリア経済学史学会)への参加を目指すことにした。

THETS 2019: https://thets.org.uk/annual-conference-2018/

HETSA 2019: http://www.eshet.net/index.php?a=28&oc=9&d=1133

どちらもこれまで何度も参加・報告している学会である。締切は前者が3月31日、後者が4月2日。前者は去年のパースでの報告ペーパーの改訂版で対応できる(学会が異なるので)が、後者は報告ペーパーのストックを切らしており完全新ネタを用意する必要がある。締切まであまり時間がないので、後者をスキップするのも選択肢の1つだが、せっかく役員(学会誌のEditorial Boardメンバー)に選んでもらった以上、できるだけ毎年参加・報告してオージーの期待に応える必要があるのではないか。

そんなことを昨晩から考えていたせいだろうか、今日はなぜか目覚めから英語で論文を書きたい衝動が沸々と湧き上がり、結局、当初予定していた仕事を先延べして、朝から晩まで英語論文の執筆に没頭した。もちろん1日で仕上がるわけがないが、研究室を出て関大前駅へ向かっている最中、ふと、Redfern駅へ向かっているような気分に襲われた。終日英語脳だったことで、3年半前の在外研究時のモードに一瞬戻ってしまったようだ。

シドニーは僕にとってsecond hometownと言ってよい。初めての国際学会報告(2008年)もシドニー。これ以上望みようのない充実した在外研究生活を送ったのもシドニー。(ついでに書けば、オーストラリアが世界に誇るロック・バンドAC/DCの本拠地もシドニー。)シドニーとの縁なしで研究者としての今の自分は存在しない。シドニーに行く(帰る?)のであれば、僕に初めての英語講義の機会を与えてくれたシドニー大のDavid Kimさん(マクロ)とぜひ再会したいのだけど、果たして都合が合うかな? 学会出張のスケジュールは過密だからなぁ。そんな夢を見る前に、さっさと論文を仕上げてシドニー行きを確実にしなければ。

ロンドンも過去に3回(2001、2002、2004年)訪れているものの、14年以上ものブランクが空いている。こちらも楽しみだが、報告ペーパーがacceptされないことには始まらない。改訂作業に精を出そう。

日本語での学会報告のほうも、すでに2つ(6月、7月)は決まっており、さらにもう2つ(6月、10月)はエントリー済み&予定である。学会報告に研究のペースメーカーの役割を期待している。

昨日から「はてなブログ」に移転したわけだが、アクセス解析のサーヴィスが付いている。こんな平凡な内容の日記を読んでくださる方が1日にのべ160名もおられるようだ。ありがたい話である。

【8159】 腹筋2セット、スクワット1セット。

*1:6月5-7日にブリズベンで開催されるISIH(国際知性史学会)、7月14-19日にエディンバラで開催されるISECS(国際18世紀学会)など。