今日は金曜日。月曜日から始まった遠隔授業も今日で一巡である。
2・4・5限、大学院の授業を遠隔(ZOOM)で行う。時間割上は2限(通年)が僕の、4・5限(春学期集中)が非常勤講師HSMTさんの担当授業だが、受講生の顔ぶれが同じなので、教員がそれぞれの授業にゲスト参加することで、実質的に教員2名による集団指導と言ってよい授業スタイルを試してみる。以前から個人的に興味のあった授業スタイルで、HSMTさんのご賛同をいただけた。新型コロナの影響で生憎遠隔授業となってしまったが、教員2名、学生4名、合計6名での小規模授業ということで、遠隔だから特段やりづらいということはない。
今日はその集団指導授業(題して「リカードとマルサス」)の記念すべき1回目。僕もHSMTさんも各々のスタイルでリカードとマルサスの経済思想の概略を講義する。経済学者2人×教員2人=4セット! トピックが同じ場合でも切り口や力点がそれぞれ異なるので、受講生はリカードとマルサスの経済思想についての多面的な理解が可能となる。教員側も、相手が講義している時には聞き手となってコメントや質問をぶつけられるので、新しい発見がものすごく多い。
とても有意義な1日を過ごせた。これから半期間、週1回、こうした知的刺激に触れられるかと思うと、楽しみで仕方がない。ただ、昨日と同様に遠隔授業が行なわれている時間帯は、子どもたちに協力(静粛)をお願いしているので、そこは申し訳なく思う。遠隔授業1週目を終えて、おおよその感じはつかめた。今学期全体が遠隔授業となっても、僕のほうは何とかこなせそうだ。問題は我慢を強いられ続ける子どもたちのほうだろう。現時点でも相当我慢してくれているから。
結局、今日も終日自宅。この3日間、一歩も外出していない。テレワークは不健康すぎる。
驚きのニュース。「カプセルホテル「ファーストキャビン」が破産 宿泊需要が急減、再開めど立たず」
この3月に卒業したばかりの17期生K君が、卒論で「ファーストキャビン」を新業態開拓の成功例の一つとして取り上げていた。昨年末にその卒論を指導している時には、それからわずか数か月で同社がこのような事態を迎えるとは想像だにしなかった。あまりにも速い。拡大路線を展開しすぎて、キャッシュフローが一気に悪化するにいたったのか? 規模は違うが、マイカルが破産した時を思い出した。
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