Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

遠隔授業の2回目(2巡目)が始まる

今日から遠隔授業の2回目(2巡目)が始まる。

終日、自宅にこもって、遠隔授業の準備&本番(5限目の経済学ワークショップ1)。カリキュラム説明(4年間の学習の流れ)、就職活動、留学についての解説。自らのシドニー留学体験(2015年)の話も交える。最初の10分間ほど、画面共有の切り替えを忘れて、パワーポイントスライドを映し出さないまま話していた。受講生がチャットで指摘してくれて、事なきをえた。ありがたい。かなり入念に準備しても、この種のミスがやはり残ってしまう。悔しいなぁ。

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このような小さなミスこそあったものの、受講生23名全員がZOOM教室に無事入室して90分間の生配信授業を聴講できた。遠隔授業2回目にしてこれは上出来。ZOOM接続のための個人指導の時間を別途設けた甲斐があった。クラスページのフィードバックコメントを読むかぎり、授業内容に興味を示し、能動的に受講してくれているようだ。遠隔授業には予想をこえた様々な苦労が伴うが、学生の満足がいちばんうれしい。報われる。報われる苦労はもはや苦労ではなく喜びの種だ。

そして、これは緊急事態の真っ只中で僕が抱いているほのかな期待なのだが、同調圧力によって学びへの意欲を削がれやすい日本の若者にとって、対面授業よりも遠隔授業のほうが同調圧力から免れて学びへの意欲を素直に表現して行動へと移しやすいのではないか。*1そう考えると、「こんな状況だからこそしっかり教えなければ」という思いが改めて強くなる。(とはいえ、研究がほとんどできないのはもちろんつらいんだけどね。)

【0】

*1:もちろん、遠隔授業に参加できない/しづらい一部の学生が排除されていないことが前提となるが。