梅雨。土砂降りの中、大学へ。気乗りしないが、早急に片付けるべき仕事があり、家にいてもできないので、仕方のないところ。それは研究推進部の自己点検書類の作成(修正)である。これで半日以上がつぶれる。
半日以上を費やして仕上げた自己点検書類だが、いったい誰が読むんだろう? 誰のために書いてるんだろう? 自問しながらの作業。徒労感がとても大きい。研究者が研究時間を犠牲にしてこんなものを作ることが日本の学術の発展につながると文科官僚は本気で考えているんだろうか?
こんな不平不満を忘れてしまうほど、知的に超興奮できる記事に遭遇した。
実は僕はけっこうな地理(特に自然地理と国境・飛び地)マニアである。大学受験生時代、地理はいちばんの得意科目で、その影響で理科のほうも地学を選択した。通っていた高校では物理・化学・生物の授業しかなく、地学については完全な独学を余儀なくされたが、好きだから勝手に勉強が進み、共通一次(現在のセンター試験)では現役時に89点、一浪時に96点を稼いだ。*1独学パワー炸裂である。勉強は誰かに教わるものでなく独学こそ最強である、という僕の勉強観は、この大学受験時の地学での成功体験がとても大きいように思える。もう30年以上も前の話だが。
ニュージーランドが未知の大陸「ジーランディア」の一部だなんて、なんとロマン溢れる話であることか。わくわく感が止まらない。
- 作者:武田 知弘
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- 作者:吉田 一郎
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*1:高2の時に初めて受けた河合塾のマーク模試が69点だった。これで「独学でもやれる!」という自信がついた。