Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

出来不出来の差が拡大

一昨日・昨日とボルダリングで汗を流した息子は、今日から4日連続で木曜日まで(普段娘が通っている)水泳教室へ体験入学。

僕のほうは終日研究室で「経済学説史1」のレポート試験の採点に勤しむ。今学期はレポートの出来不出来の差がかなり拡大している。良いものはものすごく良い。しかし、ひどいものは本当にひどくて、講義資料の文章をほとんどそのまま加工すらなく貼り付けているだけ。授業内容とほぼ無関係なネット記事を流用して無意味に字数を稼いでいるものも目立つ。形式を守れば可(60点)を出すと言っているのに、その形式すらはなから守ろうとしない。普段授業に出席しておらず、締切ギリギリにLMSに提出した者ほど、かなり高い比率でひどいレポートを書いている。おそらくやっつけ仕事なのだろう。かなり甘めに採点したつもりなのだが、それでも素点での合格率はここ数年でダントツ最低の74.9%(125/167)。*1この素点をそのまま成績表に転記するべきか、何らかの方法で合格率の底上げを図るべきか、明日一日かけてじっくり考えよう。

改めて強調しておくが、良いレポートは本当に良い。そして、そうしたレポートの書き手は、ほぼ例外なく、毎回の講義を熱心に聴講しチャットで質問を寄せてくれていた(確認済)。遠隔授業は学習意欲の高い学生ほど教育効果が高い、ということだろうか。

【5461】

*1:ちなみに過去3年は、92.1%(2019年)、93.0%(2018年)、96.0%(2017年)。