Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

「経済学説史1」採点結果

1日明けて「不可」の答案(レポート)をもう一度読み返したが、やはりどうしても「可」に引き上げられない。配布レジュメからの丸写しorネットの安っぽい解説ページからの切り貼りでできており、出席(コメント提出)も皆無で、加点したくともしようがない。ここ数年で最も低い合格率になってしまった。

履修者184 / 受験者167 / 秀8 / 優16 / 良22 / 可79 / 不可42(受験者の合格率74.9%)

昨年の数字と比べると、興味深い事実が浮かび上がる。

履修者227 / 受験者216 / 秀3 / 優14 / 良46 / 可136 / 不可17(受験者の合格率92.1%)

受験者数は約50名も減っているのに、「秀」「優」の絶対数はむしろ増えているのだ。遠隔授業の教育効果が対面授業と比べて一般的に低いなどということはない。ただ、受講者に一定水準以上の学習意欲を要求するので、その意欲の高低がいっそう拡大されて教育効果として現れてしまいやすいのだろう。「経済学説史1」の平均的な出席(ZOOM接続)者は70名前後で、履修者数の半分にも満たなかったのだから、当然の結果かもしれない。他方、1回生の「経済学ワークショップ1」は24名フル出席を維持し、教育効果(授業内容の理解度)もかつてないレベルで高かった。こちらは遠隔授業の成功例だと言えるだろう。

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