Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

集中講義期間は大阪に宿泊予定

書評のほうは小休止。ほぼ終日、東大での集中講義(9/14-17)の準備に費やす。

シラバス:https://bit.ly/2Zgc5Xx

8月6日の日記にも書いたように、集中講義はコロナ禍のために遠隔方式(生配信のみ、オンデマンド動画不可)に変更された。講義する側としてはこれはかなり痛い変更である。そもそも1日6~7時間、4日連続、話し続けるだけでも肉体的にかなりしんどいのに、そこに遠隔授業特有のテクノストレスが加わり(少なくとも僕には対面の何倍も精神的にしんどい)、さらに往復3時間以上の通勤までもが加わってしまうからである。

遠隔授業の配信は大学の研究室からでないと難しい。自宅からはまず無理だ。自分の専有スペースがもともとない自宅から配信しようとすると、家族(特に子どもたち)に相当に大きな負担がかかってしまうことは4・5月に経験済みである。最初で最後かもしれない東大生相手の講義なので、やはり少しでも良いコンディションでのぞみたい。講義の質を低下させたくない。

思案した結果、大阪市内のホテルに私費で宿泊することにした(9/13-17の4泊5日)。東大の事務に何らかの補助の可能性を打診してみたが、「規定上無理」とつれない返事であった。あちらは予算計上されていた交通費・宿泊費をまるまる節約して、僕を安く雇用できるわけで、何とも理不尽である。東大の教室の代わりにこちらの私的スペースを提供することになるわけだから、せめてそのぶんくらい手当化してもらいたいところだが、本務校の近くに居を構えない判断をしたのは僕自身であるし、もともとお金目当ての非常勤ではないので*1、お金の問題は積極的に忘れることにした。幸いなことに、新型コロナの影響でホテルの価格が大幅に低下しており、宿泊期間が平日のためにさらに安くなり、しかも今の期間はGoToトラベルキャンペーンも利用できる。懐をあまり痛めずにすみそうだ。結局、北浜に宿をおさえた。

2日連続の休肝日。

【6169】

*1:受講生との生の交流が最大の楽しみであった。だから、遠隔授業に変更されて、たいへん落ち込んだ。正直なところ、モチベーションを引き上げるのにかなり苦労した。一時はやる気がかなり失せていた。