院祭(研究発表会)のため、大学院の授業は自動的に休講となる。5限の学部講義(特殊講義の上級経済学説史)は本来関係ないわけだが、3名の大学院生が聴講してくれていることを考慮して、授業自体は休講とし、その代わり(補講)として正規の履修学生である17期生YMSK君の卒論個人指導に充てる。それ以外の時間は上級経済学説史の準備(講義資料作成)に集中する。最終回までようやく完了! いやぁ、時間がかかった。いろいろな意味で勉強になったけど。
マルクスとエンゲルスのマルサス批判をサーヴェイして、レーニンの主要著作の内容をまとめ、それからレーニンのマルサス批判をまとめる。その過程でチェルヌイシェフスキーやストルーヴェなどもチェック。そして最後は、孫文、毛沢東、馬寅初、劉少奇。久々にロシア語と中国語の文献にも目を通し、昔勉強したこと(文法が中心だが)を少しばかり思い出したり。二次文献では、田中真晴、和田春樹、中島嶺雄の研究がすごかったが、いちばんお世話になったのは、やはり太田仁樹先生のお仕事だろうか。
- 作者:太田 仁樹
- メディア: 単行本
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