Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

初稿完成

午前中は(経済学史学会東北部会&マルサス学会大会シンポ用の)論文の執筆。昼食をはさんで、執筆を続ける。14時過ぎから経済学説史の音声教材(4月29日授業分)の収録。終了後、さらに論文の執筆を続けて、17時半前にようやく初稿を完成させる。本文・注・参考文献一覧すべて込みで、約30,000字。当初予定していたよりも大部な論文になった。タイトル(仮)は東北部会ではシンプルに「マルサスとロック」、マルサス学会大会シンポでは「マルサス経済学の知性史的文脈―ロックの認識論から『人口論』へ、そして『経済学原理』へ」とした。これから東北部会までの約1か月、スリム化に努めることになるが、とりあえず学会報告として恥ずかしくない最低限の水準には到達してくれたように思う。報告に穴を空けることもおそらくなさそうで、まずは一安心。

コロナ禍を受けて、マルサス学会大会のマルサス『経済学原理』出版200年記念シンポジウムは、対面(山形大学)でなくオンラインでの開催が決定した(余儀なくされた)。もともと昨年度の大会で開催を予定されていたシンポ(マルサス『原理』の出版は1820年)で、大会が不開催となったことに伴ってシンポも1年延期されたが、1年経ってもコロナ禍が収束しないため、オンラインで開催されることになった。シンポの企画者としてはまことに残念であるが、登壇(報告)者の1人でもあるので、少しでも良い報告に仕上げて、オンラインでのシンポを盛り上げたいと思う。

18時から19時過ぎまで方法論フォーラムのメンバーと経済学方法論教科書作成のためのZoomミーティング。今日もあっという間に1日が終わってしまった。本当に忙しい。やらねばならないことだらけ。おそらく明日も教員組合の委員会と大学院の授業だけで1日が終わってしまいそうな感じ。

新ゼミ生(21期生)の募集は、緊急事態宣言を受けてゼミ説明会(4/28)・見学会(5/6-19)がともに残念ながら中止となってしまったが、それでもすでに2名の2回生からメールで問い合わせがあった。喜ばしいことである。さっそく動画を配信した。昨年20期生を募集した際も、今年のように説明会・見学会が中止となったものの、結果的にとても良いゼミ生に恵まれた。周囲の動向が見えにくい状況だからこそ、自分から率先して動くことが普段以上に大きな意味を持つのだろうな。*1

【5966】

*1:過去20回のゼミ募集で、1次募集で定員を満たしたのは1回だけ(1期生)で、他方、3次募集まで進んだのも2回だけ(2・4期生)で、残り17回は2次募集で定員を満たしている(or 募集終了)という、何とも不思議な安定感を誇っている。