5月17日から声が出なくなったことは、すでに書いた通り。5月20日分の経済学説史の音声教材は前週にすでに収録していたので事なきを得たが、5月27日分の収録は喉の回復が間に合わず、受講生にLMSで「音声教材アップロードの遅延について」という連絡を入れただけになっている。そろそろ遅れを挽回しなければならない。音声教材を作成するのは、授業も会議もない今日みたいな日がベストなのだが、まだかなりのがらがら声なので収録に躊躇する。そこで日中は学会ニュースの原稿を書いたり、研究上必要な資料をスキャンするなどして過ごす。夕方になってようやく踏ん切りがつき、音声教材の収録に挑む。弱々しく抑揚のないガラガラ声しか出せないので、何とも情けないが、これ以上授業を遅らせるわけにはいかないので、情けないのを承知で収録した。受講生にはさぞ聞き苦しかっただろうが、今回ばかりは大目に見てもらおう。
発声できない間は、できないなりにできることを粛々と進めるしかなかったわけだが、そのおかげでロシア語に対する学習意欲が再燃したのは、怪我の功名と言ってよいかもしれない。
【6675】