妻の許可を得て、昼前まで爆睡させてもらう。これで睡眠負債をだいぶ返済できた気がする。勤続疲労もかなりましになった。
午後は近所の公園で息子と(最近補助車輪を外した)自転車の練習。まだきちんと運転できない。久々に父子らしい時間を過ごせた気がする。今学期は業務過多で土日の出勤がやたらと多いものだから。
子どもたちの就寝後、ロシア語の勉強。『初級ロシア語文法』の2巡目、第46課「受動過去分詞(形動詞)」だが、かなりやっかいである。
- Романы, переведённые с иностранных языков, трудно читать.(外国語から訳された長編小説は読みにくい。)*1
この文章中のпереведённые(翻訳された)が、動詞перевести(翻訳する)から作られた「受動過去分詞(形動詞)」(の複数形の活用)である。英語では過去分詞の形容詞用法に相当する。「受動過去分詞(形動詞)」の作り方は過去形を基本にлを取り去ってнныйをつける。
そこで、перевестиの過去形が必要となるが、実はперевестиは不規則変化である。もともと、пере(越)+вести(導く、連れて行く[定動詞][完了体])なので、活用はвестиに準ずる。вестиの活用は、過去形がвёл, вела, вело, вели、未来形がведу, ведёшь, ведёт, ведём, ведёте, ведутと不規則である。したがって、перевестиから「受動過去分詞(形動詞)」を作ろうとすると、過去形のперевёлからлを取り去ってнныйをつけて、перевённыйとなる・・・はずなのに(泣)、実際はпереведённыйになるわけだから、本当にわけわかんない。перевестиの過去形がпереведёлならばまだわかるのだが。脳内大混乱である。単なる初級文法書の限界なのかもしれないが。
いずれにせよ、そのпереведённыйがроманы(長編小説、複数形)を修飾しているので、上の例文ではпереведённыеとなっているわけだ。*2
たった一文でも、きちんと理解しようするとこんな感じなので、なかなか進まないのである。ただ、曖昧な理解のまま先へ進んでもすぐに壁にぶつかってしまうので、まだしばらくは基本事項の徹底的な理解を優先したい。
結局、перевестиの「受動過去分詞(形動詞)」переведённыйも不規則で、暗記するしかないのか?(泣) だが、ロシア語の勉強を開始(再開)してまだ4か月半。諦めへんで! いつかきっとレーニンやチェルヌイシェフスキイを原書で読むのだ!
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