ここ数日、体調がイマイチ良くなかったが、少し持ち直してきた感じ。
現在関わっている共同研究プロジェクトの1つに「植民地期インドをめぐる思想史」研究会がある。幸いにも科研費*1が交付されており、交付開始からそろそろ2年になるが、コロナ・学内行政・学会仕事・優先度の高い原稿（退職記念号への寄稿）などに妨げられて、ほとんど研究が進んでいない。*2昨年3月15日の研究会で中間報告を行えず、今年3月24日に予定されている研究会でも難しい状況である。さすがに危機感が高まってきたので、今日は終日、この共同研究のための文献資料の整理に集中した。関連文献を一通り集めて通読すれば、深堀りする価値のある論点がおのずと浮かび上がってくるものだ。
現在関わっているもう1つの共同研究プロジェクト「経済学方法論フォーラム」（今年で参加歴15年！）は、申請した科研費（基盤研究B）が残念ながら2年連続で不採択という結果になった。月曜日（2月28日）に判明した。不幸中の幸いなのは、研究会それ自体はZoomを利用してお金をかけずに継続できることである。この共同研究では、経済学史（経済学方法論史）の教科書をメンバーで分担執筆して作成することになっている。原稿の締切は今年7月31日であるので、「植民地インド」の研究と同時に進めなければならない。果たして3月中にどれだけ進められるか？ 新学期が始まると、例によって、授業準備に追われる毎日だろうし。
今日は桃の節句。娘の健やかな成長に感謝したい。
【9130】
*1:https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20K00926/
*2:HSMTさんと共同で行っている翻訳は、実はこの共同研究のための予備的作業という側面もあるので、その意味では「全然」進んでいないわけではない。だが、かなり遅れていることは確かである。
