Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

20・21期生座禅会@勝林寺

今日は54回目の誕生日。母からお祝いメールが届き、息子(幼稚園年長)からもお祝いの言葉が書き添えてある似顔絵をもらった。空の便利用に関するドクターストップがまだ解除されておらず、体調はベストからほど遠いが、それでもこうやって無事に誕生日を迎えられたことを何よりうれしく思う。まさしく「命あっての物種」である。

さて、今日はたまたま自分の誕生日と重なってしまったけれども、20期生・21期生合同の座禅会の日である。本来であれば、20期生は2021年3月に、21期生は2022年3月に座禅会を開催する予定であったが、どちらもコロナ禍でとても開催できる状況になかった。今も日本は第七波の真っ只中にあり、まったく油断できない状況であるけれども、「感染対策と社会活動の両立を図る」という政府方針に沿う形で、両学年合同での座禅会をこのたびようやく開催する運びとなった。「ウィズ・コロナ」を前提としながら、許容可能な範囲内でのゼミ活動を積極的に展開していくことこそが、今や求められているはずだ。何もかも自粛・我慢・断念したままで彼らのゼミ活動が終わってしまうことだけは、指導教員としてどうしても避けたかった。

コロナ以前には、午前の工場見学の後、参加者一同で(四条河原町周辺で)昼食をとっていたが、大人数での飲食が感染リスクを引き上げることを考慮して、今回は座禅と体験学習という午後のメニューだけにとどめた。また、真夏での開催ということで、コロナへの感染だけでなく、熱中症のリスクも気になった。そのため、座禅も体験学習も会場選定にあたっては、炎天下を歩く時間をできるだけ短くすることを考慮した。座禅は(東福寺の敷地内にある)勝林寺に、体験学習は(これまで何度もお世話になったことがある)丸益西村屋(京友禅)にお願いした。どちらも最寄り駅の東福寺駅および二条城前駅から徒歩数分圏内にある。

12時に東福寺駅改札前に集合。当初(僕を除いて)26名が参加予定であったが、やはりこの1週間だけでもコロナの感染者・濃厚接触者等がけっこう出てしまい、結局参加者は21名(20期8名、21期13名)まで減ったが、こればかりは本当に仕方がない。他ならぬ僕自身が、10日ほど前までは濃厚接触者として隔離生活を余儀なくされていたわけだから。

勝林寺にはこのたび初めてお世話になったが、ご住職のお話によれば、過去の座禅会でお世話になった建仁寺と関係の深いお寺のようである。

座禅会開始前なのでゼミ生たちはリラックスしている。なかなか雰囲気の良い禅堂であった。座禅中の写真がない(当然だが)のが残念。禅堂内には外国人の姿も多く見られた。

勝林寺のお庭。秋になると紅葉が美しそうだ。

参加者全員で記念撮影。

続いて染織体験。僕はこれまで何度も体験しているので、ゼミ生の許可を得て、娘(小4)を呼んで僕の代わりに体験させた。おかげで全体をじっくり観察できた。今回の参加メンバーがいちばん凝って染織していたように思う。見ていて楽しかった。娘も大学生に負けずよくがんばっていた。

ゼミ生とビールでも飲みに行きたい、という気持ちをぐっと抑えて、16時過ぎに解散し、帰路につく。彼らはその後の時間をどのように過ごしたのだろうか。さすがにすんなり帰宅したとは考えにくいけれど、感染にだけはくれぐれも用心してもらいたい。

今回の幹事を務めてくれた21期生ゼミ長のTKMTくんには、これまでの座禅会のどの幹事にもましてお世話になった。たび重なるスケジュール変更、人数調整をテキパキこなしてくれた。かなりの重労働だったはずだ。彼なしでは今回の座禅会は絶対に実現できていない。心より感謝申し上げる次第である。

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