Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

FENCE OF DEFENSE『2235 Zero Generation UpDate』

休日。朝から息子を連れて宝が池公園へ(妻と娘は買い物へ)。4月5日以来なので、5か月半ぶりということになる。今年は夏の暑さがひときわ厳しくて熱中症の危険が高まったため、連れて行くチャンスがあっても、実際には連れて行けなかった。さすがにもう9月下旬なので、安心して遊ばせることができたが、それでも正午を過ぎたあたりから日差しが強まり、僕も息子も少しばててきたので帰宅する。案の定、帰宅後長時間昼寝をしてしまった。夕刻は大相撲中継を楽しみ(高安に初優勝してもらいたい・・・)、子どもたちの就寝後はこのDVDを鑑賞する。

FENCE OF DEFENSEは学部時代に好んで聴いていたバンド(アルバムは1枚目から5枚目まですべて持っていたが中古CD店に売り払ってしまい今は手元にない)だが、大学院進学後は(なぜかわからないが)熱が冷めて聴かなくなった。それから30年ほどたったわけだが、YouTubeを通じて現役バンドとして健在であるのを知ったのみならず、その魅力を再認識するにいたり、特に評判の高かったこのLIVE DVDを入手した。YouTubeにオープニング部分がアップロードされており、それがめちゃめちゃかっこよくて、続きをぜひとも視聴したくなったのだ。

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彼らにとって3枚目にあたるコンセプト・アルバム(1988年リリース)の完全再現LIVE。ジャンルとしてはプログレッシヴ・ハード・ロックにカテゴライズできるように思うが、その代表的バンドであるカナダのRUSHなどとはかなり異なり、しばしばPINK FLOYD的な浮遊感を感じさせる。そして何よりも、ヴォーカルのメロディー・ラインが土着的(要するに歌謡曲的)である。(そういう意味では、音それ自体はBABY METALにきわめて近い気がする。)この3枚目を単に完全再現したのではなく、最近の曲を随所に挿入したupdateバージョンという趣向で、久々に聴く懐かしい曲、やたらとかっこいい(もちろん初めて耳にする)最近の曲("Spiral Rondeau"などはほとんどクリムゾン)、そして圧倒的に高度な演奏技術、良質なミキシングによる際立った音像、何から何まで素晴らしく、2時間15分がとても短く感じられた。山田亘のドラミング(左利きはかっこいいね)はレコードで聴くよりもビートが重く(僕の好み)、演奏中のアップ映像も多くて、技法研究にも役立った。スリーピースバンドならではのアンサンブル重視の北島健二のギタープレイは、RUSHのAlex Lifesonを髣髴とさせた。ダンスビート調の曲があったりするので、30年前には気づかなかったが、PINK FLOYD的な雰囲気がけっこう強いバンドである(上のYouTubeの4分30秒くらいから)。"FLORTING TIME"はFLOYDの"TERMINAL FROST"へのオマージュ作品だったのだろうか。これぞメイド・イン・ジャパンのプログレッシヴ・ハード・ロック大満足、超オススメである。

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