Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

鈴木清順監督

今朝、出勤途中に、所属学会の会費を振り込むために、近所の郵便局に立ち寄った。そこに郵便貯金の広報誌が置いてあり、映画監督・鈴木清順のインタビューが載っていた。その言葉がとても印象深かったので、少しばかり引用しておきたい。

・・・自身の独創的な映像美に関しては、特にこだわりはないとのこと。
「人がそう言ってくれるだけでね。本人は特に意識なんかしていないんです。知らず知らずそうなっちゃうだけ。それに、僕は芸術映画を撮っているわけじゃない。娯楽映画の監督なんですから」
と言いつつ、「映画は画作りが第一。画が先行します」
意外にも、ビデオで自分の作品が残るのは、嫌だとの話。
「映画ってのは、花火なんだもの。滅ぶもの、残らないのが、映画なんだな」

清順監督が映画を撮るような意識で僕も授業をできたらいいなと思う。「授業ってのは、花火なんだもの。滅ぶもの、残らないのが、授業なんだな」。さすがにこんな台詞は言えないな。