Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

大学昇格記念日

特別に休日なのだが、まったく関係なく出勤。15〜18時を入ゼミ希望者との面会に充てた以外はひたすら論文書きに勤しむ。

RUSHのGeddy Leeが言ってた。「昔はアルバム一枚を1週間でレコーディングして、即ツアーに出る。それを1年に2回やってた。でも今は絶対に無理だ。1曲のアレンジだけで1週間以上かかってしまうから」。もちろんRUSHに怠け癖がついたのではない。一気に仕上げてしまえるだけの体力がなくなったわけでもない。彼らの音楽性が豊かになり、いくらでもアイディアが浮かんできて、いくらでも改善すべき点が見つかるから、レコーディングが長期化してしまうのだ。

論文書きにも似たようなことが言える。今書いている論文は書き始めてかれこれ3年になるが、まだ仕上がらない。決してサボっているわけではない。少し寝かせてから読み返すと、構成上の不備や表現上の飛躍や稚拙さが次々と見つかってしまう。僕自身のチェックの目が鋭くなっている。院生時代の論文を読み返すと、「よくこんなレベルで『完成した!』と思って投稿したものだな」と嘆息してしまう。

何をすべきかはわかっている。データは十分に揃っている。データに説得力を持たせるために、章の入れ換えなど、構成上の工夫がもう少し必要だ。また、問題設定が決して新奇な思いつきでないことを示すために、もう少し先行研究を集める必要がある。少しずつ完成には近づいている。

寝る前の10分に簡単ダンベル体操→◎(3セット) 今日のBGMはこれ。