Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

教室環境

新規担当講義「経済学(日本経済入門)」(月曜1限、1回生配当)の予習を本格的に始める。10月1日がその第1回なのだが、割り当てられた教室を知って愕然とした。またしてもあの憎きC-XXXであった。前期でも「経済学説史」に割り当てられた教室なのだが、僕の知るかぎり、経済学部の全教室のうちで教室環境は最悪であろう。古い。机狭い。通路狭い。空調悪い。うなぎの寝床のように縦長で、しかもスロープもない。教室後方からは板書の下3分の1は見えない。教卓からも教室後方に座る学生の顔が他の学生の顔と重なって識別できず、おかげで私語を個別に注意できない。満員になった場合のことを最初から想定せずに設計されたかのような教室である。「経済学説史」では止むことのない私語に始終悩まされ、教えようという意欲が何度も消失しそうになった。こんな経験は初めてのことであった。

この教室の使用は今年度限りで終わりらしいが(来年度から立替工事に入るらしい)、たとえそうであっても1回生授業にこの教室はあまりにまずいように思う。教室環境の悪さが最大の理由だと思うが、「経済学説史」の授業アンケートの集計結果も過去最悪の数字が出てしまった。まして相手が高校生気分の抜けていない1回生で、必修科目(正確には「履修義務科目」)ともなれば、私語に悩まされる可能性は「経済学説史」以上だろう。たぶん無理だとは思うが(前期も無理だったので)、教室変更の要望を事務に出しておいた。

もちろん、秘策がまったくないわけではないが、1学年を4クラスに分割して、そのうちの1クラスを担当している関係上、僕のクラスだけとっぴな単位認定方式を採用するわけにはいかない。