ここ数日、かわりばえのない毎日が続いている。論文執筆に精を出す。今日は自宅で。
タイトルを「「保守」思想家としてのマルサス」に再び変更しようと思う。16時現在、全4節のうち第3節までの加筆修正が進む。初稿ならではのゴツゴツした文章を手直ししているうちに、新しく追加すべき参考文献が思い浮かび、その内容をチェックしてみると、やはり使えそうにないことがわかって、文章の手直しに戻るといった次第なので、机の前に座っている時間のわりには進んでくれない。
「保守」思想家としてのマルサス(Malthus as a“Conservative”Thinker)
今回の論文は拙著の「補遺」的性格を持つもので、拙著で書き遺したことを主として書いているわけだが、何だか言い訳をしているだし、どうしても「はじめに結論ありき」の独断調めいた書き方になってしまって、意外性に富む切れ味鋭い論文にはならない。わくわく感が乏しい。煮え切らない。どんなにあがいても「可」がせいぜいで「優」や「良」は最初から不可能な試験の勉強をしているみたいである。しかし、それでも書かねばならぬ。これが仕事だもの。
数時間経過。
夕食後、もうひと頑張り。科研で共同研究を行っているI藤さんの論考との密接な関係が見えてきて嬉しくなる。煮え切らない思いが脳裏に付きまとっていたのは、その関係を書き込めてなかったからだと、今になってようやく気づいた。これで論文としてのクオリティが少しアップした気がする。第4節の半ばまで加筆修正が進む。総字数も2万字を少し超えた。
ご玉稿を(入院直前に)頂戴したN子さんに、遅まきながら、感想を記した礼状メールを書いて送る。
「真夜中は純潔」はやはり難曲。
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