明日の毎日文化センターでの経済学史講義（第3回）はリカードを扱う。終日、その講義準備（レジュメ作成）に追われる。
分配論・差額地代論をできるだけわかりやすく解説し、比較生産費説との関連、マルクスへの道にも触れ、現代的意義（地代概念のレント概念への拡張）も論じる。ただし、一般向けの講義なので、価値論は除外する。価値論にまったく触れずにリカードを講義するのはかなり変則的な気もするが、それで何とか無理やり話を完結させた。これだけの内容を90分に収めるのはやや強引だが、それでもなかなかいい感じ。手応えを感じる。明日の講義が楽しみだ。
今日で娘が誕生して2か月になる。スカイプで元気な姿を見ることができた。素直に嬉しい。
逆に、11期生（3回生）は、就活が始まったとたんに、僕の声がほとんど届かなくなってしまった気がする。何だか集団催眠をかけられてしまったようだ。さびしい。大きな流れに乗らないと不安なのはわかるけど、それで失敗（自爆≒自縛）してきた学生を無数に見てきた。君らの不安を煽ることで商売にしている奴らがいるのだよ。結局、自分のペースを持っている学生がいちばん強いのに、どうしてわかってくれないのかな？ 本当に自分の頭で判断して動いているのかな？ そのためにゼミ活動を一生懸命やってきたのに。今こそ就活の「あたりまえ」を問いなおせ！ そして、笑い飛ばすのだ！
【570】 腹筋2セット。
