10日ほど前に脱稿したばかりの論文「反革命思想と経済学――マルサス『食糧高価論』に関する一考察――」を、東北在住の経済思想研究者を主要メンバーとする「経済思想研究会」で報告させていただいた。この論文は恩師T中先生のご退職を記念する書物に寄稿したものだが、初歩的な間違いや不適切な表現を残したまま活字化されるのをどうしても避けたくて、締め切り直後にたまたま開催されることがわかった研究会でのチェックをお願いした次第だ。案の定、初歩的な間違いこそ見あたらなかったものの、曖昧で舌足らずな表現を数多く指摘された。原稿の差し替えがまだ可能な期間であるようなので、できるかぎり早急に加筆修正したい。この論文かハイエク論文集の収録論文(「ハイエクの保守主義――ハイエクはバークをどのように読んだのか?――」)のどちらかを英語に直して、来年のHETSAで報告したいと考えているのだが、さて、・・・。
ハイエク論文集のゲラの校正の仕事は、昨晩(行きの新幹線)と今日の午前(ホテル)を利用して何とか片付けた。午前中のうちにJR仙台駅内の郵便局から出版社に送付した。
研究会終了後、懇親会が始まるまでの短い時間だが、仙台七夕の賑わいを味わうことができた。
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