Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

初心に立ち返らないと

祝日ではあるが授業日。月曜日に担当授業はないものの、娘と息子の友だちが大挙してわが家へ遊びに来ることになったため、自宅を追い出され、行き場所がなくなり、大学へ。

研究代表者として採択された科研費・基盤研究C(2018-23年度)の実績報告書の下書きをすませる。研究期間の6年間で英語論文7点、日本語論文7点、書評(日本語)4点、共編著1点、学会・研究会での口頭発表22回(うち5回は英語[国際会議等])の研究成果を残しても、科研費の新規申請で不採択となったのだから、報告書の作成中は恨み節しか出てこない。これだけ成果を出しても研究遂行能力にケチがつく。でも、まぁ、これも人生である。理不尽を噛みしめて生きるしかない。別の見方をすれば。過去の業績で決まってしまうなら、同じ人が勝ち続けてしまうわけで、それは別の意味で理不尽であろう。スタートラインに立った時点で過去のことはすっかり消去せねばならない。申請書類の書き方が下手で、審査員を説得できなかっただけだ。

院生の時は研究用の本も出張旅費も自腹が当たり前だったのに、研究費に恵まれた期間が長かったせいか、自腹を切ってでも読みたい本・聞きたい研究報告という感覚が希薄になっている。やけに貧乏臭い。こりゃ、いかんな。研究者としての初心に立ち返らないと。

城田俊『現代ロシア語文法』を125ページまで(全667ページ)。

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