Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

「ガバナンスと環境問題」研究プロジェクト国際ワークショップ

5時半に起床して、6時半に家を出る。名古屋・南山大学へ。この国際ワークショップに参加する。

http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/ISE/news/2014InternationalWS.pdf

実は僕自身も企画立案にも少しだけ関与しており、W村先生とプレン先生は僕がプロジェクト・リーダーのシーゲル先生に紹介した。W村先生はインド経済史研究の大家で、僕の大学院時代の恩師の一人。プレン先生はマルサス研究の世界的権威で、僕が2008年夏に初めての英語での発表をオーストラリアで行った時以来、僕の拙い研究を温かい目で見守ってくださっている。

満足な準備ができず不安を抱えて参加したが、結論から記せば、自分の報告はたいへん好意的に受け止められた(気がする)。普段よりも10分も長い25分というプレゼン時間を与えられたために、早口にならず、要点を繰り返して強調することができたので、報告の趣旨が伝わりやすかったようだ。いちばん気にしていたPullen先生からも好意的な評価をいただいて安堵した。

ただ、ディスカッションにはたいへん難儀した。報告者の半分が外国人ゲストなので、使用言語はもちろん英語であるが、参加している若手・中堅の日本人研究者の誰もが優秀で、しかも流暢な英語を話すのだ。僕は理解にどうしても時間がかかり、議論のスピードについてゆけない。何とも情けなかった。こればかりは場数を重ねるしかないわけだが。

英語漬けの一日だったの最後は脳みそが疲れ果ててフラフラになってしまったが、諸先生方と旧交を温めることができ、また、学問上たいへん有益な意見交換もでき(特にPullen先生に今後の自分の中期的な研究計画を聞いていただき有益なコメントを頂戴できた)、大満足な一日であった。

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