Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

散財

就職して7年半になるが、貧乏学生時代の金銭感覚がなかなか抜けない。学生時代にはまず手が出なかったような大きな買い物には、いまだに相当な心理的抵抗がつきまとう。抵抗の大きさゆえに諦めてしまう場合も多い。しかし今回は一大決心してDVDに8万円も散財してしまった。もちろん前編・後編とも購入。

何を隠そう僕は伊藤かずえさんの大ファンなのだ。20年以上にわたってこっそり(今やこっそりではなくなったが)応援し続けている。就職してからはテレビドラマを見る機会がめっきり減ってしまい、最近の出演作はよく知らないのだが、たまに「はなまるマーケット」に出ているのを見たりすると、いまだに胸がときめいてしまう。僕の世代にとって、伊藤かずえさんと言えば、悪役・敵役のイメージが強いように思う。しかし、「笑っていいとも」のテレホンショッキングに出演した時の、ドラマのイメージとは正反対の愛らしい笑顔とおしゃべりに、僕はすっかりやられてしまった。

当時16歳の高校生だった僕が彼女にますます魅了されるきっかけになったのがこの2作品だ(ともに1985年製作)。「乳姉妹」では彼女の圧倒的な演技力が堪能できる。そして、もっぱら主人公のライバル役に甘んじてきた彼女がついに主役をつかんだのが「ポニーテールはふり向かない」だ。役柄はバンドのドラマー。「僕のために作ってくれたようなドラマじゃないか!」と、毎週食い入るようにテレビを見ていた。80年代の大映テレビと言えば、「スチュワーデス物語」「スクール・ウォーズ」といった作品がポピュラーだが、女優・伊藤かずえの魅力を堪能するならこの2作だろう。このDVDはダイジェスト版ではなく、「乳姉妹」では全28話、「ポニーテール・・・」では全24話がそれぞれフル収録されている。また特典として伊藤かずえと松村雄基のインタビューも収められている。これからの休日が楽しみだ。