Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

ヒューム研究学会(初日)

開催校(学習院大学)を訪れるのは今回が初めて。駅前とは聞いていたが、山手線の目白駅の改札を出てすぐ右に門があったので、さすがに驚いた。東京のど真ん中で何と贅沢な立地。
1セッション(報告&討論)が90分で、初日・2日目とも3セッションずつ、合計6セッション。第2セッションの「ヒュームにおける「動物の道徳的地位」」は、僕が数年前からぼんやりと考え続けている問題と関連していたので、特に興味深かった。懇親会は目白駅前の中華料理店で。
僕はヒュームの専門的研究者ではないのだが、この学会には毎回ほぼ欠かさず*1出席している。比較的若い世代を中心メンバーとした学会なので、報告・討論に活気がある。また、1セッション90分という他の学会と比べるとかなり贅沢な時間配分のおかげで、かなりつっこんだ討論が可能であり、僕のような門外漢がプリミティブな質問をすることも許される。僕の場合、質疑応答に巻き込まれることで想像力が刺激されて、連想が連想を呼んで、新しい論文のネタが浮かぶことも多い。実際、今回も新ネタが浮かんだ。ネタどまりなのか、論文に結実するのか、それは神のみぞ知る。

*1:イギリス留学中だった2002年度は欠席。