Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

学習院大学へ

2015年度最後の出張である。東京へ2泊3日で。学習院大学で開催される「ヒュームとスミスの会」(27日)と日本イギリス哲学会大会(28・29日)に出席するためである。この日記の過去のエントリーを調べてみたところ、学習院大学を訪れるのは2005年9月*1以来のことで、ずいぶん久しぶりである。今回が人生で二度目ということになる。

最初は学習院のある目白に近い池袋のビジネスホテルを予約していたが、新橋にもっと安価で朝食・大浴場付きのビジネスホテルを見つけられたので、直前になって変更した。新橋であれば「ROCK BAR 童夢」にも足を運びやすい。実際28日の夜に足を運んだ。

今回の出張の最大の目的は、29日午前のバークに関する個人研究報告2連発である。実はこれ、僕が企画したもので、僕が研究代表を務める科研費バーク共同研究のメンバーの2人(KRYさん、TNDさん)にお願いして報告してもらった。2015年度は、前半に僕が在外研究に従事していた関係で、研究会を1回(今年1月)しか開催できなかった。科研費を申請する際に「年2回の研究会の開催を予定。やむをえない理由で開催できなかった場合は学会での個人研究報告などによって代替させる」と書いて申請したので、その通りに実行したわけだ。

科研費メンバー10名のうち8名が参加し、司会・質疑などに積極的に関わったので、研究会1回分を十分に代替できたように思う。KRY報告もTND報告も聴講希望者が会場に入りきれないほどの大盛況で(会場が狭すぎた)、共同研究代表者・企画者として嬉しすぎる誤算だった。28日のシンポジウムでも現会長のSKMT先生から近年のバーク研究の活況について少し言及していただけた。イギリス思想史研究におけるバーク研究の地位はゆったりとした速度ながら確実に上昇している。