Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

10時間以上ノンストップで

今日も例によってルーティンに追われただけの一日だったので、詳細を記す必要はないのだが、このブログは日記を兼ねているので、誰も興味を示さないのを知りつつ詳細を記すことにする。

午前中。今日の授業で使う資料のコピー、および、3期生T君の大学院受験の推薦状の用意。

昼休み。5期生S君とO君が木曜日のゼミの発表の相談にやってくる。途中で時間切れ。

3限「4期(3回生)ゼミ」。先週に引き続き、ターミナルケアから死生観がテーマに。報告者はO君。先週のN君、M君同様、入念な準備がうかがえる。僕が途中で突っ込みを入れても、まったく動じることなく議論を仕切っている。大したものだ。1年間の試行錯誤は無駄ではなかった。大いなる成長のあとがうかがえて嬉しい。

4・5限「3期(4回生)ゼミ」。M君とI君の卒論中間報告。フロアのゼミ生からの積極的なコメントが嬉しい。先週と同様に僕が気づかないポイントまで指摘してくれる。本当にみんな成長した。特にOさんの指摘は鋭い。3期・4期合同温泉旅行が実現に向けて動き出した。

6限は講義なし。本来なら休憩タイムなのだが、昼休みの続きで5期ゼミの相談。院生M君、Hさん、3期生T君も加わってくれて、次回の5期ゼミの充実のために知恵をしぼる。

7限「経済学説史」。受講生の態度が素晴らしく良いので、この講義では本当に楽をさせてもらっている。受講生の質問から学ぶことも多く、僕自身、充実感と張り合いをもって毎回の講義にのぞんでいる。「イギリスの大学進学率」について以前の講義で嘘を教えていたので訂正。

晩ご飯はいつもの‘K-8’で。今日は僕以外に5期生2名、3期生1名、院生2名という珍しい顔ぶれ。世代を超えた交流が嬉しい。こうした交流は国公立大学では当たり前なのだが、マンモス私大ではなかなか当たり前にならない。先輩・後輩関係を通じてしか学べないこともあるのだから、教室の中だけでなく、こうした教室の外のつきあいも、劣らず大切にして欲しい。週90分だけ、同級生だけのつきあいで得られるものには限界がある。辻信一さんが『スロー・イズ・ビューティフル』の中で書いていたことだけれども、愛情や友情とは本質的に「スロー(時間がかかる)」で非効率なものだ。

研究はまったくできなかったけれども、充実した一日だった(と思いたい)。*1

スロー・イズ・ビューティフル (平凡社ライブラリー)

スロー・イズ・ビューティフル (平凡社ライブラリー)

*1:明日ビジネス・エシックス研究会で「働きすぎ」について報告することになっているのは偶然だろうか?