Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

社会思想史学会(初日)

無事5時半に起床できた。予定通り、京都駅初7時17分の始発新幹線に乗る。8時半過ぎに岡山大学に到着。広々としたキャンパスに感激。建物と建物の間のスペースに余裕がある。勤務先の大学とは対照的。

9時から11時までがセッション「啓蒙と共和主義」。最初の1時間が報告で、残りの1時間が質疑・討論。報告者は3名なので、1人あたりの持ち時間は20分。世話人のT先生から課された論題は「18世紀末ブリテンの共和主義とバーク」なのだが、それは「これまでのあなたのバーク研究を現時点で総括しなさい」と言われているようなもので、それをわずか20分でまとめて話すのは、正直、かなりきつい。何とか制限時間時間内に報告することができたし、僕の主張内容も概ね聴衆に理解されたようだ。早朝にもかからわらず、30名以上もの聴衆があり、質疑・討論も活発で、セッションとしては大成功だった。個人的には、超大御所のM田洋先生からお褒めの言葉をいただいて、大いに自信になった。今回の報告の準備はかなり苦しかったが、これで報われた。

セッションが終わり、たまっていた疲れが一気に噴出した。ミニ・シンポジウムが始まる15時10分まで、脳みそは完全に休眠してしまった。何も考えたくなかった。ひたすら眠たかった。しばらく休憩室で本当に「休憩」した。おかげで何とか復活。

15時10分から17時10分まではミニ・シンポジウム「さまざまな共和主義」。これも自分の研究テーマとそのまま重なっていたので、一字一句聞き漏らさない覚悟で聞く。2本の報告の内容はいずれもハイレベル。すべてを吸収しようと脳みそをフル回転させる。「これ以上、もう入りません・・・」と脳みそが悲鳴をあげだした。

シンポが終了して、懇親会会場に移動する途中、またもやどっと疲れが・・・。

懇親会終了後、岡山駅に移動し、(僕がコメンテーターを務める)明日のセッション「自由主義の射程」の打ち合わせ。世話人のMさん、報告者のKさん、Yさんと、某居酒屋にて。院生二人の報告内容の距離が当初の予想よりも広がってしまったので、もともとのテーマである「実践知と統治」へと双方の報告内容を接近させるための触媒となるコメント・質問をメンバー全員で考える。打ち合わせが終わったのは23時。眠くてたまらなかったが、飲み足りなかったので、自殺行為だとわかっていながら、もう1軒居酒屋をはしごしてしまう。ホテルにチェック・インした時には日付が変わっていた。布団に入ったのは結局午前1時。