Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

ゼミナール大会を見学

11時から13時まで会議。会議で一緒だったH本さん(財政学)から「今日のゼミナール大会*1、うちのゼミとM川さんのゼミとで対抗ゼミやってるんだけど、見に来ない?」と誘われたので、足を運んでみた。

ゼミナール大会には2000年度(1期生)に一度参加しただけだ。その時はM木ゼミ(マクロ)と対抗ゼミを行なった(テーマは「景気と経済政策」)のだが、2期生以降、ゼミのテーマが「経済」から「哲学」へと変わってしまったこともあり、参加の機会を逸してしまっている。ありがたいことに、H本さんから「来年、一緒にしない?」とのお誘いを受けた。計量的分析などとは無縁の学生ばかりが集合している僕のゼミだが、今日のH本・M川対抗ゼミで扱われたテーマの中でも「少子化」や「学校給食の民営化」などであれば、僕のゼミでも扱うことが可能(僕が指導可能)だ。せっかくのお誘いなので、さっそく5期生に伝えて、できるだけ実現させる方向で話を進めたい。

H本ゼミ生もM川ゼミ生も本当によく勉強しているなと感心した。報告に際しては、学部生にしてはかなり高度な分析ツールを駆使していた。しっかり学んでいる学生はもちろん偉いのだが、しっかり教えている先生も偉いな。ただし、身びいきになるけれども、プレゼンテーションだけなら僕のゼミ生のほうが上かもしれない。特に5期生は、まだ始まって半期もたっていないけれども、オーディエンスに「聞いて(楽しんで)もらう」ことへのこだわりがすごいし、こだわっているだけではなく、実際に結果を出しているように思う。とはいえ、器だけ立派でも仕方がない。盛り付ける料理の味のほうも少しずつ時間をかけて充実させていきたい。

15時に退室させてもらって、以後、研究室で「学説史」「特殊講義2」の予習、それから明後日の(高校生相手の)「模擬講義」の資料作成など。久しぶりに「乱読ノート」も更新。

12月10日の学会報告*2の準備がまったく進んでいない。途中、社会思想史学会での報告の準備にかかりっきりだったので、原稿は9月以降手つかずのままだ。そろそろ重い腰を上げなければ。

*1:学内ゼミナール大会。経済学部と商学部のゼミナール協議会が主体となって企画・運営している。毎年今ごろに開催。研究テーマが近いゼミ同士の対抗ゼミなど。

*2:日本イギリス哲学会関西部会。