Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

模擬講義

今日から3日間は院祭。3期ゼミ・チューターのHさん(M2)の報告が午前中にあったが、昨日と同様、疲労で身体が動かない。申し訳ないと思いつつ、出席は断念させてもらった。肉体的にかなり限界。朝から‘リポD’の力を借りた。

12時10分から、妹の母校、兵庫県立H南高校の2年生約40人を相手に模擬講義(高大連携)を行なった。*1テーマは「楽しい海外旅行/つらい失業-日本経済の過去・現在・未来を為替レートから考える-」で、円高・円安になると、誰がどういう得をしてどういう損をするのか、という話。僕自身の専門からは遠いトピックなのだが、まさか高校生相手に18世紀イギリス経済思想の話をするわけにはいかない。ユニクロや小泉構造改革(道路公団・郵政)の話なども交えながら、経済学の初歩の初歩を講じた。妹が目の前に座っているのを想像すると、意外と話しやすかった。

模擬講義として成功したのかどうか、自分としてはよくわからない。経済学部と商学部との違いを尋ねられて、「‘Kinki Kids’と‘タッキー&翼’との違いのようなものかな」というとんちんかんな返答(アドリブ)をしてしまう。高校生たちは納得してくれたように見えたが、僕自身、何を言いたかったのか、実はよくわかっていない。まぁ、ロゴスよりもパトスに訴えたということで。お願いです。関大経済学部、気に入ってくれたなら、一人でもたくさん受験してください。

播州弁でしゃべり倒すつもりだったが、人生の半分以上を京都で過ごしている事実は偽れず、時折中途半端に京都弁が混じってしまう。播州名物「カツ飯」*2の魅力を怪しげな京都弁で語る僕はいったい何者?姫路城万歳!I LOVE 鴨川!どっちも好きなんだから仕方がない・・・。

4限「5期(2回生)ゼミ」、5限「特講2」、6限「経済学説史」。夜は東鴨川大学の大先輩、同僚(S学部)のOさんと食事。

*1:模擬講義の担当が決まった後で、同一日の同一時間帯にFD委員会が開催されることになった。教学主任であるS田さんがFD委員会への代理出席を快諾してくれたおかげで事なきを得たが、今やこうした事態は日常茶飯事。委員会が多すぎるのだ。「委員会を減らす委員会を作ったら?」というジョークすら聞こえるほど。

*2:JR加古川駅前‘Eden’がおすすめ。小学生の頃から今までずっとここがいちばんおいしいと思っている。http://teikoku.kamomeline.jp/gourmet/katsumeshi/shop/075.htm