Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

英文レファレンスを書く

今日から秋学期(後期)末試験が開始し、6・7限と試験監督を担当した。片方は「何でも持ち込み可」の一般教養の試験の監督応援だったのだが、問題が事前発表されていたようで、ほとんどの学生は手元に模範答案を準備し、必死に解答用紙に写していた。ふと心をよぎった疑問。

「これってどこが試験なの?」

動かしているのは頭ではなく手首だけ。手首の痙攣運動にしか見えないぞ。嗚呼、これが日本の大学。*1

今日はかなりの量の仕事をこなすことができた。整体の効果が残っている上、仕事も順調に進んだので、身体は疲れていない。

その一。ビジネス・エシックス論文集の補章の初稿に対して、ありがたいことにH本“BOSS”昭一先生がコメントを下さったので、それを参考に加筆・修正。

その二。科研の予算に余裕があったので、生協でノート・パソコンの選定・発注。

その三。3期生F森君の卒論指導を念入りに。

その四。昨年末に師匠T先生から依頼されていた、後輩院生のイギリス留学のための英文レファレンス(身元照会状)をようやく書き終えた。彼と同じ時期に一緒にTゼミで学んだわけではないので(彼は僕が現在の勤務先に就職した後にTゼミに入った)、書くネタに少し困ったのだが、師匠の頼みとあらば仕方あるまい、何とか力技で書ききった。たまには英語で文章を書くのもいいもんだね。脳内の普段あまり動かしていない箇所が動いているのが、自分でもわかるから。

エディンバラ留学時の友人たちにも、そろそろ年賀メールを書かなくては。頭が英語モードのうちに。

*1:しかし、僕自身、学部生時代に同じようにして単位をもらった一般教養科目がたくさんあるので、今の学生を責めることはできない。偉そうなこと書いてすみません。いちばん有名だったのは日本国憲法のT田先生だろうか。初回の授業で開口一番、「単位はあげますから授業には出ないでくださ〜い!」と。その台詞を聞くために初回だけ教室は満杯。その台詞が発せられると、「おぉ〜!」と怒号のような大歓声。溢れんばかりの拍手。東鴨川大の春の風物詩の一つだったな。ちなみに、非常勤講師として東鴨川大に来られていた若き日のN田先生(千里山大学前学長)の法学には真面目に出席して、「優」をいただいた。話が面白くて、今でも授業内容の一部は覚えている。これも何かのご縁かな。