Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

長谷川滋利投手の引退

封印した英文レファレンスをT先生に手渡してから出勤。4限に試験監督を務めたが、在阪球団Tへ入団したI君*1を試験場でたまたま発見。経済学部生なのです。プロとしての厳しい練習の合間を縫っての受験であることは、新聞記事から明らか。祈・卒業。関大の名を高めてくれてありがとう。

http://osaka.nikkansports.com/otr/p-ot-tp1-060113-0020.html

http://www.daily.co.jp/baseball/2006/01/15/201391.shtml

試験監督終了後、研究室で4期生O田君・T尾さん・K村さんと卒論の執筆プランに関する相談を、2時間ほど。

どこの世界でもそうだが、I君のようにプロの世界へ新しく入っていく者がいれば、去っていく者もいる。長谷川滋利投手が現役引退を表明した。

http://sports.livedoor.com/baseball/major/detail?id=2888117

長谷川投手と直接の面識はないのだが、生年月日がまったく同じで、しかも高校も大学もたまたまご近所だったということで、オリックス時代から一方的に親近感を覚えていた。その親近感はやがて尊敬に変わった。

僕が長谷川選手を尊敬するのは、崇高さすら漂うそのプロ意識だ。あえて高い目標を自分に課して、自分を徹底的にいじめぬくことによって、常に進化し続けた。不屈の精神力と無限の向上心によって、その才能を天賦の才能以上に開花させ、素晴らしい成績を残した。

これぞプロだ。生きるに値する人生だ。

*1:もはや「〜君」ではなく「〜さん」「〜選手」「〜投手」と呼ぶべきだろうが。