Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

脳内エンジン擦り切れそう

2005年度最後の教授会だったが、3日後に迫った経済理論史研究会のことで頭がいっぱい。教授会の前後の時間を利用して、何とか仮レジュメを作成し、事務局担当者、司会者、他の報告者に送る。

今回の研究会は(昨年7月に翻訳が出た)『かの高貴なる政治の科学』の事実上の合評会なのだが、この本が名著であることは間違いないにしても、読んでも読んでも理解できた気にすらなれないほど難解な本であることも事実だ。ここに描かれている19世紀英国の知性史はあまりにも複雑で、ほんのわずかでも気を抜くと、途中で話の筋を見失ってしまう。脳内の血管が切れそうで、本当にしんどかった。まるで原付で険しい山道を登っているかのよう。エンジン擦り切れそう。今でも頭の中が白い。自分の「脳」力の低さが恨めしい。

卒業式後の打ち上げ(@K8)の様子を動画(約3分半)でHPにアップ。興味のある方は(関係者以外にはいないだろうけれど)こちらへどうぞ。

http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~nakazawa/semi3.htm