Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

5期生座禅会@霊山観音

竹林の道


nakcazawaゼミの春休み行事として定着しつつある「座禅会」を敢行した。一昨年・昨年に続き今年が3回目で、今年も京都東山・霊山観音*1のお世話になった。「緊張感のある場を体験する」「自分自身の心と身体との関係について哲学的思索をめぐらせるきっかけを見つける」などと銘打ってスタートしたが、本音のところでは、2回生から3回生に上がる前に勉強とは無関係に集まる機会をもって、集団としての結束を固めてもらい、併せて、まもなく新ゼミ生(6期生)を迎えるにあたり、先輩としての自覚を高めてもらうことを意図している。

10時に四条河原町阪急百貨店前に集合だったのだが、10分前にその場所に行ったところ、一人も来ていない。結局遅刻者多数。しかも幹事2名はともに遅刻。結局霊山観音には約束の10時半には到着できず、10分ほど遅刻。いきなりこける。ゼミ生に罪悪感が希薄なのが気になる。ゼミ生同士お互いに許しあうのは自由だが、目上の方(座禅をご指導くださる和尚様)をたとえ10分でも待たせるのはたいへん失礼である。このあたりの感覚が彼らに伝わりにくいのは、僕としてはかなりしんどい。先生も和尚様も「友だち」なのかもしれない。

座禅なのに女子2名がスカートでやってきてしまった。「正座ですると思っていたんです・・・」。普通しないでしょう(?)。それに「スカートで来たらあかんよ」って授業時に言ったのに、完全に忘れられて(聞き流されて?)いた。自分の教師としての威厳のなさをまたしても思い知らされることに。

とりあえず、ゼミ生は「緊張感のある場」を楽しんでくれた模様。しかし・・・‘しかし’なのだ。一通り終わった後、ゼミ長N井君が突然和尚様に「喝を入れてください」とお願いする。恐れていたことが現実に。僕は頭を抱えて苦笑せざるをえない。しかし和尚様は非常に上機嫌で、快く「喝!」。すると他のゼミ生も嬉しそうに次々と「僕(私)にも喝を入れてください」。*2何でも「遊び」に変えてしまえる彼らはひょっとしたら一種の「天才」なのかもしれない。とほほ。

午後は京都観光。四条木屋町の「かつくら」で昼食の後、今年は*3嵐山を中心に嵯峨野を巡ることに。阪急嵐山駅から渡月橋を目指していたら、テレビのロケをやっていた。ラッキーなことにMEGUMI梨花くりぃむしちゅーらを実物で見ることができた。梨花のスタイルのよさ、足の長さに驚く。MEGUMIはテレビで見るより何倍もかわいい。やはり芸能人は一般人と違うな。オーラが出てる。

渡月橋から亀山公園、竹林の道を通って天龍寺へ。名高い庭園はさすがに美しい。それから落柿舎*4、清涼寺、大覚寺の順番に巡る。清涼寺は僕のツボにはまった。また別の機会にゆっくり訪れたい。茶店での休憩が長すぎたせいもあって、結局天龍寺以外は建物の中を拝観できなかったのが残念だ。

日も暮れかかり、JR嵯峨嵐山駅から花園駅に移動。夕食はお気に入りのスロヴェニア料理店「ピカポロンツア」*5にて。今日をもってゼミ生1名が諸般の事情で退ゼミするので、ちょっとした送別会の気分。嵐電四条大宮まで移動し、4月からの更なる健闘を誓い合って、解散。これをもってnakcazawaゼミの2005年度が終わった。

一日中歩き回ったのでさすがに疲れた。帰宅後すぐに就寝。

*1:http://www.ryozen-kwannon.jp/

*2:写真はこちら。http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~nakazawa/gallery5th.htm

*3:一昨年は清水周辺、昨年は清水&御室。

*4:芭蕉の弟子・向井去来の草庵。

*5:もともとは同僚H野さんの御用達。http://www.ne.jp/asahi/pika/polonca/