Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

藤田嗣治展@京都国立近代美術館

藤田嗣治展


14時まで自宅で「存在の連鎖」論文の改訂作業。かなりはかどる。

その後気分転換を兼ねて自転車で外出。京都国立近代美術館へ。藤田嗣治展を観る。

http://foujita.exh.jp/

http://www.nikkei-events.jp/art/fujita.html

http://21st.c-art-city.com/magazine/r_bunka/60.html

こういう展覧会に自転車で10分足らずで行けてしまうロケーションに自宅があるのは本当にラッキーだ。しかし、平日にもかかわらず黒山の人盛りで、ゆっくり鑑賞するにはほど遠い状態だった。

率直に言って、僕はヴィジュアル全般に弱い。作品の良し悪しがよくわからない。鑑賞眼が育っていないのだ。だから美術館にはそう頻繁に足を運ぶわけではない。しかし、今回はどうしても実物で見たい作品があった。それは#74「動物宴」(1949)である。初めて観た時から目が釘づけになった。画像がアップできないのが残念であるが、御伽噺に潜む独特の不気味さ・残酷さが見事に表現されている。テーブルの隅にちょこんと座っているカマキリがユーモラスでかわいい。

「動物宴」以外だと、#66「猫」、#75「ラ・フォンテーヌ頌、#79「夢」がよかった。「猫」の表情の書き込みの細かさには驚嘆させられる。「夢」の鳩の表情には何とも言えない味わいがある。画集とポストカードを買って散財してしまった。

寝る前の食後の10分に簡単ダンベル体操→◎(2セット) BGMはこれ。

オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド

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