Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

ロシア語の外書講読

ロシア語の外書講読を来年度担当する可能性が高まってきた。

副学部長から英語以外の外書講読の担当を打診された。学部学生時代、第2外国語としてロシア語、第3外国語として中国語を選択し、(結果はともかく)それなりに頑張って勉強したつもりだが*1、大学院進学後にイギリス経済思想史を自分の専門として定めたため、どちらの言語からもすっかり縁遠くなってしまった。機会があれば改めて勉強したいと思いながらも、日々の仕事に追われて、なかなかその機会を見つけられずにいた。今回の副学部長からの打診はある意味「渡りに船」でもあり、お引き受けすることにした。中国語については、来年4月に中国経済の専門家が新たに着任されることもあり、あえて門外漢の僕が担当する必要もないだろう。というわけで「ロシア語をやらせてもらいます」と返事した。

もっとも、現代ロシア経済について、僕は講ずるに価する知識をまったく持ち合わせていない。経済思想史関係でテキストを物色することになるだろう。個人的には、レーニン帝国主義論 (光文社古典新訳文庫)』などをグローバリゼーションとの関連で読み直してみたい気がしているが、それで履修者ゼロだったら悲しいよなぁ。

初級レベルの文法でもところどころ忘れてしまっているだろう。入門書を読み直して復習しておかないと。執行部の仕事との関係で後期開講にしてもらうつもりなので、急いで準備する必要はないけれども。

夕食時の缶ビール1本(500mm)でなぜかクラクラ。全身に酔いが回る。筋トレは断念。

*1:ロシア語については、1・2年次に教養部の授業を受けたばかりでなく、3年次に経済学部と文学部でロシア語講読の授業を、4年次にも文学部でロシア語講読の授業を受けた。経済学部のロシア語講読の担当教官M砂先生は千里山大から非常勤で来られていて、きっと受講者2名の授業だったためだろうが、僕が1998年に千里山大に着任した際、顔を覚えてくださっていて感動した。文学部ではY口先生のもとで超難解なゲルツェン「科学におけるディレッタンティズム」を2年連続で読んだが、原典を通じて思想史を学ぶ実質的に最初の機会であり、その後の僕の研究人生に大きな影響を及ぼしてくれたように思える。