Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

特別講演会「働くということ」

2限、経済学説史。『道徳感情論』における「適宜性」について説明。

昼休み・3限はオフィスアワー。2回生が1名、入ゼミ相談に。5期生S藤さん&T瀬君&MTY君と次回の報告の打ち合わせ。

4・5限、博多銘菓「ひよ子」を手土産に5期(4回生)ゼミ。ジェンダー論&ニート論。問題の立て方も考察も表面的で、4回生の報告としては不満が残る。日常の素朴な疑問は大切にして欲しいけれども、議論するに値するレベルにまで加工する努力を怠らないで欲しい。疑問の前提となっている事実について誤認がないかどうかについても、下調べを怠ってはいけない。ゼミ生間に具体的イメージ(事実認識)が共有できないと、内容のある議論はできないからね。自分のオリジナルな意見ではなく、他の誰かの意見なら、典拠を「あるテレビで言ってた」「ある学者が言ってた」などと曖昧にすませてはいけない。O村君の報告の時にも厳しく注意したはずだよ。

6限は、ゼミOB・Sさんを講師としてお招きして、特別講演会「働くということ」を開催。96年4月に入学し2000年3月に卒業した彼は、超氷河期の中でキャリア形成してきた。そんな先輩の生の声はきっと後輩たちの心に届いてくれたはずだ。ゼミで学んでいることが社会に出た後でどんなふうに具体的に役に立つのか、少しはわかってもらえたのではないだろうか。

講演会終了後、豊津GでSさんを囲む慰労会。「ここだけの話」が炸裂し、面白くてたまらない。その他なぜか「ビリーズ・ブートキャンプ」の話題でも盛り上がる。あれだけテレビでヘビーローテーションされると、さすがに誰でも知っているな。ともあれ、貴重な休日を後輩たちのために提供してくれたSさん、本当にどうもありがとう。